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原悠衣先生の読み切り作品。

先日、僕は久しぶりに国立国会図書館に行った。というのも、原悠衣先生の読み切り短編作品が読みたくなったからである。

そう、皆さんは原悠衣先生と言ったら「きんいろモザイク」や「わかばガール」などを想像する人が多いだろう。しかし原悠衣先生はそれ以前にも「宇宙ヨメ」「星のウィッチ」「堕天使カナン」といった素晴らしい作品を作り出した偉大な人だ。(これらの作品については今度語ります。)

また何より凄いのは原先生の読み切り作品もまた傑作で、読み切り作品にするにはとても惜しいくらい。読むとハマってしまい、続きが気になること間違いなしっ‼︎(何だ急に)

そして僕は原先生自身のブログ「Hara*Rira」のトップページにある作品集を参考に、国会図書館でくまなく探した。その結果、つい最近サイコミで配信されたものを含めて僕は読み切り作品を3作読むことができた。もちろんもっとあるのだが、これが限界だった。だって読み切り作品が掲載されている号だけ図書館に置いてなかったりするんだもんな・・・国会図書館だったら確実に置いてあると思ったのに・・・しかも中には他の号はあるのに原先生の作品が掲載されている号のみ無いという雑誌もあったからなぁ。これはもしかして何かの陰謀?(そんな訳ないだろ)

という訳で3作品の感想いきたいと思います。

(この先はネタバレが含まれています。未見の方はご注意を。)

 

「ウソツキ勇者」(コミックブレイド2004年7月号掲載。画像は国会図書館にあったものをコピーしたもの。)f:id:sebunn:20170810213540j:image

この作品はな、なんと!原悠衣先生が初めて書いた漫画作品、つまりデビュー作!興奮するねぇ!ファンタジックでとても面白かった。主人公の女剣士、シズルは天然かつ人思いで優しい人物であり、まるでしのやわかばちゃんみたいだった。まさかこの2人のキャラはこの子から受け継がれたのか・・・?しかしシズルは元々は最初のお伽話で出てきた勇者で、嘘をついて姿が変わったっていうことがラストでわかったけど、果たしてシズルはこの後元に戻れたのだろうか・・・?続きが気になる。

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↑原先生の作品によくある「⬆︎◯◯◯。」という風にコマ内やコマ外に手書きで書く手法、僕は勝手ながら 「ハラニズム」 と呼ばせていただいているのだけれど(失礼だろ。)、この頃からあったんだ・・・やはり原先生は凄いな。

 

「お砂糖みたいに甘い灰」(まんがタイムきららCarino Vol.2掲載。画像は国会図書館に行く3日前に僕がたまたま近所の古本屋で見つけたもの。見つけた時は思わず喜んだね・・・)f:id:sebunn:20170810232538j:image

とにかく切なかった。フリオという男性とステラという女性は昔から大の仲良しだった。だが身分の違いで大人になると会えない日が続いていった。でもステラはフリオに会いたいと思い、おまじないをした。それだけでも寂しさは十分伝わるのに、更にその後ステラは事故で亡くなってしまう。しかしステラはおまじないの力でフリオとずっと一緒にいられるようにする。いけないことだと思うが、僕はステラに感情移入してしまいそうだった。後にフリオも同じくらいステラの事を思っており、一緒にいられるよう努力していた事が判明する。そしてステラは感涙し、消え去っていった・・・切なすぎた。f:id:sebunn:20170810232625j:imagef:id:sebunn:20170810232654j:image

特にこの2ページは泣けた。フリオもステラ、 この2人は幸せになってほしかった・・・

ちなみにこの作品は2012年の4月、つまりきんモザの連載中に書かれた作品だそうです。ちなみにこの作品が出た頃のきんモザは・・・f:id:sebunn:20170810233210j:image

こんな事やっていました。おいw何だこの差はwまあ、どちらとも好きですけどね!

 

私のちいさなお姫さま。|サイコミ掲載。」

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終始可愛くて癒された。とにかく王子さんは友達思いで純粋だったし、蘇我さんはホントは優しいけど素直になれない子だった。まあ、どちらもいい子には変わりなかったね!(どうした急に)最後もハッピーエンドだったし、楽しい作品だった。

それにしても原先生は「宇宙ヨメ」といい、たまに男性キャラの扱いがひどくなる時あるよねwこんな時とかwf:id:sebunn:20170810235454j:image

 

とにかくどれも面白かった。やはり原先生は昔から偉大な方だということが改めてわかった。それにしても他の読み切り作品も読んでみたかった・・・こうなったらもう原先生の短編集を出してもらいたいくらい・・・お願いです!短編集出してください!またこれらの作品をアニメ化してください!(誰に行ってんの?)

これからも僕は原悠衣先生のファンの1人として応援し続けていきます!

 

おまけ。先日国会図書館にてコミックブレイドを読んでいた際、その読書コーナーで見つけたもの。(2006年の4月号。画像はもちろんコピー。)f:id:sebunn:20170811000342j:image

こんないろんな意味で面白いダジャレ考えた千葉県のまあちゃんに拍手!12年前だけどw