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「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」感想。

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を見てきました。

ゲゲゲの鬼太郎」はどういう作品かは大まかには分かるものの、具体的な作品設定までは知らない。アニメも小さい頃に5期(鬼太郎が高山さんの声の時)をちょこっと見たくらい。そんな鬼太郎知識があまり無い僕。だけど、いやだからこそ鬼太郎がどんな経緯で誕生したか気になったので見に行きました。

この作品、一言で言うと「凄まじい」。何かもう、いろいろ凄まじい演出に圧倒されてしまいました...

では細かな感想いきましょう。2023年ラスト感想執筆。ここから先はネタバレ注意。

 

 

 

 

時は昭和31年。一人の会社員・水木(名前の由来はひょっとして水木先生から?)が謎の薬「M」を求めて哭倉村へ向かう所から始まる。そこでいろんな人と出会い、何日間も滞在していると、そこで殺人事件が発生。...サスペンスかな?サスペンスドラマがこれから始まるのかと思ったw

その時出会ったのが鬼太郎の父・目玉おやじの昔の姿、通称ゲゲ郎。彼の姿を見た時、見た目が親子そっくりだなと感じた。そしてクールで常に落ち着いている一方で、とぼけた部分もあったり、お酒では泣き上戸になったりとギャップもある。何か可愛い。

そんなゲゲ郎は妻を探すため、水木はMを探すためにお互い協力することに。水木は当初は怪しんでいたものの、次第に仲が深まっていく。水木もいろいろと言ったりするものの何だかんだで優しいし。ただゲゲ郎が水木の言うことを聞かずに勝手に行動する辺りは何か笑ってしまった。水木も大変だな。

2人が行動する中で妖怪が次々と出てくる。登場時は突然出てきたりと驚かされることはあったものの、そんなに怖いと感じない。だって妖怪よりも怖いものがいたんだから...

それはMを作っている名家・龍賀家の一族。その中でも酷いのは乙米。Mの製作のため、そして龍賀家の繁栄のため多くの犠牲を作っていたのは怖すぎて、苛立ちを通り越して引いてしまった。ここまでするかと...更にゲゲ郎を捕まえた後の暴行が容赦ない。他の人物も彼女ほどではないものの、人としてどうかな部分も多々あった。

その中でも良心的な人もいる。まず時哉という少年。あまりの純粋っぷりで、龍賀家の毒を1ミリも感じられない。彼はこのまま純粋に育って欲しいと思った。あと沙代という女性。彼女は優しく、水木にも協力的。というか水木に好意を寄せている場面も。このまま水木と結ばれてほしいという気持ちもあったが、所々で死亡フラグを立たせており、このまま他の龍賀家の人と一緒に殺されてしまうのではという不安が。これだけはやめてくれと願っていた。

しかし物語はとんでもない展開に。なんと今までの殺しの犯人は沙代だった。ヒロインが犯人。サスペンスあるあるだw...という気持ちはさておき、苦しい状態でも助けてもらえなかったという胸の内を聞いた時はとにかくかわいそうだと感じた。このまま終わるかと思いきや、彼女は妖怪・狂骨の依代であり、そのまま狂骨を操って皆殺しを開始する。これにはあまりにも急展開かつ衝撃すぎて呆気に取られた。次々と殺されていく龍賀家の姿は無惨にも感じたが、今までのことを考えると同情はしにくい。そして結局殺される沙代...やるせない。

そして最後は龍賀家の当主・時貞が登場。彼は作中で一番と言って良いほどのクズだと感じた。ゲゲ郎の妻含め数々の幽霊族を犠牲にしただけでなく、自身が蘇るために病弱の時哉の体を奪うという非情っぷりは酷かった。だって実の孫に普通こんなことするか?時哉がかわいそうすぎるその後もとにかくクズっぷりを発揮したものの、最終的には自業自得な末路を迎えた。悪役が倒されたという良いシーンなのに、スカッとしないのは何故だろう...

最後は瀕死状態のゲゲ郎の妻を水木がおぶって、村を去るという展開に。この時妻は恐らくお墓に入れられたんだろうと思う。そして妻は妊娠しており、その影響で鬼太郎は墓場から誕生した。なるほど、だから「墓場の鬼太郎」だったのか!鬼太郎の人生はここから始まったのね。

その他気になったこと。

・今回はメインキャラは出番少なめ。主人公の鬼太郎も、冒頭と終盤で少し出ただけ。何か物足りないな...と思っていたら、ねずみ男っぽい少年が登場。これはねずみ男の少年時代か?と思ったけど、性格はねずみ男とは違い、気が利くし、裏切ったりしない。まるで綺麗なねずみ男だったwこれがもし過去のねずみ男だったとしたら、この性格のまま成長しなかったのが悔やまれるな...w

・舞台が昭和31年とだけあり、現代と違う部分が多いのは興味深かった。電車の中で喫煙なんて、現代じゃあり得ないでしょ。あとこれは終戦の少し後ということもあり、それについても少し触れている。水木が人や幽霊族が殺されるのに嫌悪感を感じたのは、この戦争があったからなのかとも思えてしまう。

・やたらとグロテスクなシーンが多い。特にキャラの殺され方。殺される側にも非があったため殺すことはやむを得ないとはいえ、目にナイフが刺さっていたり目や首が取れていたりはさすがにやりすぎ。あと最後の沙代による皆殺しも結構グロい。こういうシーンは苦手なため、後半からこういうシーンがあると目を背けてしまっていた。これはPG12になっても仕方ない。

 

 

鬼太郎の誕生には壮絶なストーリーがあったんだと知れる、興味深い内容だった。この後テレビシリーズとか見ると、より一層楽しめるのかもしれないね。テレビシリーズを1から見たくなった。

サスペンスと相棒ものと恋愛ものと戦闘ものとホラーをいっぺんに楽しめた、そんな感じで面白かったです。この例えで良いのかwただこの映画をまた見たいかというと微妙な気が...というのもほとんどの人間のクズっぷりやグロテスクなシーンの多さから、もう1回見る気力と勇気が無い。この映画が好きなファンには申し訳ないけども。

というわけで今年の感想はこれで締め。最後に凄いもん見たな...

 

最後に鬼太郎&目玉おやじ描きました。あくまでも僕の勝手なイメージで描いた鬼太郎ですw

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(感想No.107)

最近のバラエティーに関して。

最近、あるネットニュースをよく見かける。

それは、今年10月に始まったバラエティー番組「ジョンソン」が低視聴率で大ピンチだというもの。

低視聴率というのは真実。ゴールデンタイムで1%台は普通に考えて低すぎるということは、テレビ業界を詳しく知らない僕にも分かる。ただ、大ピンチかどうかは疑問に感じる。

何故なら今はテレビ以外の視聴方法があるからだ。ひと昔前だったら、視聴方法がテレビしかないので視聴率が全てと言われても何も言えない。でも今はTVerなどのネットでの配信がある。そこでどれくらい見られたかどうかも、今の時代では番組の良し悪しを決める上で大事なのではないだろうか。

つまり何が言いたいかというと、「視聴率だけで、即打ち切りの判断はしないでほしい」ということ。

正直言ってジョンソンは面白いと思う。特にモグライダー・ともしげへのドッキリ企画はどんでん返しがたくさんで見ごたえがあった。また攻めた演出が多く、昔からバラエティーを見ている人にとってはたまらないのである。まあ運動会でのBPO案件に関しては擁護出来ないけど...

フジテレビのバラエティー番組「新しいカギ」も当初は人気が無く打ち切りになるんじゃないかと心配していたけど、来年で4年目を迎える人気番組になった。まあこの番組に関しては「かくれんぼがきっかけで人気になった」と聞くけど、個人的には放送当初にあったコントが好きで、そちらが最近減少傾向で残念ではある。でもかくれんぼも面白いですよ。「ミリオン家族」のかくれんぼみたいで、見つかるか見つからないかのハラハラっぷりは良い。

このようにジョンソンも、今は人気が低いけどいつしか盛り返すことだって無いとも言えない。そのうち先輩番組である「リンカーン」並の人気になる可能性がジョンソンにもある。そうなる前に打ち切りはもったいないのでは?

またフジテレビの「アンタッチャブるTV」が来年3月で終わるという噂を聞いた。あくまも噂なのでまだ確定はしていないものの、これも毎週見ていただけに、残念な噂。このままだとバラエティーがどんどんとっかえひっかえになるのでは、と心配してしまう。

バラエティーを含め、今の時代はテレビ番組は安易に打ち切りにしてほしくない。放送当初はダメでも、途中で人気番組に化けるかもしれない。もし打ち切りかどうか判断するなら、ネット配信など視聴率以外のことも視野に入れて欲しい。それでも人気が無いと判断されたら止むを得ないけども。

以上が僕個人の最近のバラエティーへの意見です。すみません、ほぼ勢いで書いている部分もあるため、人によっては「この意見に関してだが、そんなことは無い」と思うかもしれません。その辺りに関しては僕自身の見解及び意見だということでご了承いただければ。

 

とにかく今の地上波のバラエティー番組は長く続くようこれからも頑張ってほしい。応援しています。

「星屑テレパス」感想。

今期のきららアニメ「星屑テレパス」見ました。ちなみに今年のきららアニメは今作のみ。...少なくない?去年は4作もあったのに...近年は奇数の年は少なくなる傾向なのかな?

そんな「星屑テレパス」、結構見どころ満載で面白かった。キャラの可愛さや癒しもあったけど、その一方でストーリーも深い。とにかくいろいろと深い。

 

では早速感想いきましょう。ここから先はネタバレ注意。

 

 



主人公・海果ちゃんは人と話すのが苦手で緊張してあたふたすることが多く、また所々で抜けている部分も。でも「宇宙人に会いたい」というピュアな夢と優しい気持ちを持っている、そんな子。何かそこがとにかく可愛い。まるで小動物的な可愛さを感じ、守ってあげたくなる。

そんな海果ちゃんの前に現れたのは自分のことを宇宙人だという明内ユウちゃん。彼女は明るく元気で海果ちゃんともすぐに仲良くなる。2人がはタイプが違うけど、宇宙人好きと自称宇宙人。宇宙人という共通点から距離が近づく。こういうの良き。

その後2人は宇宙を目指すため同級生の遥乃ちゃんと瞬ちゃんと一緒に、モデルロケットを作る同好会を結成する。仲間が増える過程では海果ちゃんが今までの人見知りから一変。勇気を振り絞る。これはユウちゃんがいたからというのもあるかもしれないが、それでも凄い。その成長っぷりにちょっと泣きそうになった。親かw

ロケット作りでは楽しそうなシーンやギャグはあったものの、その一方で暗い場面やギスギスした場面も。上手くいかなかったり、ミスして叱られたりなどのシーンは見ていて辛い。普通だったらメンタルぐちゃぐちゃになりそうだし、海果ちゃんもそうなっているように見えたけど、何とか持ちこたえて次に生かすように頑張る。凄いな海果ちゃん。何か同好会を結成してその会長になってから、海果ちゃんは変わったような気がする。自分が大変な時でも、他の部員の子に気遣える姿、そこで放つ思いやりのある言葉...会長として頑張っている姿には感動したし、応援したくもなった。

こうしてロケットが完成し、大会へ。ここまで頑張ったんだからこれは良い成績が得られるであろう...そう期待していた。

...が、まさかの結果は惨敗。今まで努力が報われる作品ばかり見てきたからこれには驚き、「努力すれば何でも出来るわけではない」という現実を突きつけられた感じがした。しかもここで「残念だったね、また次回頑張ろうか」で済むと思いきや、この世の終わりかと思うくらいに落ち込む彼女達。ここまでなるか?とも思ったけど、一生懸命取り組んでいたとなると、やっぱりショックが大きいんだろうね...特に海果ちゃんと瞬ちゃんの2人は特に頑張っていたから、その分ショックは大きかったんだろうと思える。

その後はみんな離れ離れになり、海果ちゃんは病んでしまう。今までキラキラな夢を持っていた彼女とは違い、まるで何もかも絶望という状態に。ここまで来るとヤバい。このまま闇落ちしてしまうのかと心配になったけど、ライバルの秋月さんの言葉とユウちゃんの励ましで自分を取り戻していく。秋月さん、敵なのにここまで気遣ってくれるなんて、さすがとしか言えない。ユウちゃんも自分だって一番辛いはずなのに、海果ちゃんに寄り添えるのは優しすぎるよ...

元に戻った海果ちゃんは遥乃ちゃん、そして自分と同じくらい落ち込んでいた瞬ちゃんに会い、同好会は再び一つになっていく。特にこの2人に対してかけた言葉が、海果ちゃんらしい優しさを持っていた。このような接し方が出来るなんて、ホントに成長したなと思えて感動する。あなたはもう立派な会長だよ。

そして

それぞれが新しい目標をたて、前へと進んでいく。次は良い成績を残せるよう同好会のみんなには頑張ってほしいものです。

その他思ったこと。

・自称宇宙人だというユウちゃんだが、彼女の宇宙文化がユニークで面白い。例えば挨拶の「ボナヴー」も個性的。日常で使ったら面白そう。でも一番はやはり「おでこぱしー」でしょ。人の気持ちを読むためにやるらしいけど、だからっておでこをくっつけあうのはドキドキしちゃうよ。顔を近づけるからてっきりキスしちゃうのかとも思ったし...(まあキスを頻繁にするきらら作品はあるにはあるがw)とにかくこんなことを自分がされたら爆発しそうw

・物語は宇宙やロケット関係メインではあるものの、プリクラ撮ったりスイーツを食べたりと普通の女子高生ライフを満喫するシーンもあり安心。そのシーンは微笑ましく、見ているだけで癒される。みんな可愛いんだよ。特に遥乃ちゃん。真面目な優等生というキャラの一方でお茶目な部分があるというギャップ。最高かよ。千夜ちゃんと同じオーラを感じる...w

・モデルロケットの世界って奥深いな。ただ飛ばすだけでなく、ロケットを作る材料だけでなく、当日の天気や風向きなどを考慮しなくてはならない。一番になるには相当経験を積まないといけなさそう。そう考えると海果ちゃん達は初めてにしては結構良かったのでは?あとライセンスがあるのね。一生懸命勉強すれば僕でも取得できるかな...?

・雷門瞬ちゃん。技術面では頼りになるが、初登場でのツンツンっぷりや、その後ロケット作りでの厳しい姿勢から当初はあまり好印象を持てなかった。特に海果ちゃんに厳しく接するシーンでは海果ちゃんが何も言えなくなるくらい追い詰められているのを見て「ここまで言わなくても...」とも感じた。しかし彼女はただただ一生懸命なんだ。厳しくするのも海果ちゃん達の夢を叶えるためにしてきたこと。そう思うと印象が変わってくる。そして11話で瞬ちゃんのホントの気持ちを知った際、「瞬ちゃんも苦しかったんだな...」と同情するように。そして苦しい気持ちから解放された時は良かったね、と思わず感情移入。

 

癒しだけでなくシリアスもあるという、きらら系では無くはないけど珍しい作品。でも面白かったです。シリアスはあまり好きじゃないけど、最後に救いがあるのであればあっても良いのかなとも思えました。

ユウちゃんはまだどんな秘密を持っているのか、彼女達は今後どんな展開を歩むのか。そしてどんなラストになるのか。今後が楽しみ。

最後に海果ちゃん&ユウちゃんのおでこぱしーイラストを。実はこのイラスト、星テレの原作者の大熊らすこ先生が開催する「ボナヴー配信」の企画でTwitterに投稿したところ、何と先生からRT&いいね...!ありがとうございます!【(12/26 18時 追記)更にこの後、最終回同時視聴配信のラストにこのイラストが流れた...!しかも大熊らすこ先生やかおり監督のコメントまで...本当にありがとうございます!!無名絵描きである僕にとって、これはめちゃくちゃ嬉しすぎます!!イラスト描き続けていて良かった...】

(感想No.106)

「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」感想。

100カノこと「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」を見ました。

今年は久保さんやら好きめがやら小さい先輩やら、やたらとラブコメを見ている僕。そんな中見つけたラブコメ作品、100カノ。

しかし実際見てみると、ラブコメというかコメディー要素が強い作品でしたwでもこれはこれで爽快で面白く、今までとは一味違う感じのラブコメが味わえて楽しめました。

 

早速細かな感想を。ここから先はネタバレ注意。

 

 



 

今までモテなかった男子高校生・恋太郎が神の力によって100人彼女が出来るが、誰も振ることなく100人全員を幸せにしなくてはいけないという展開からスタート。普通に考えたら無理ゲーだろw

その彼女達との結ばれ方もカオス。友達として出会い、徐々に距離を重ねていって、ついに恋人同士に...というのが普通のラブコメでよく見かける、スタンダートな恋への道のり。しかし100カノはそれらを全てぶっ飛ばして目が遭った瞬間にお互いのことが好きすぎる状態になる。いや早すぎだろ、とツッコミを入れてしまったwしかも好きすぎのレベルが尋常じゃない。下手したらヤバいもんやってんじゃないかレベルに見えることもw

しかもその時の彼女が2人であり、その後次々に増え続け、気が付いたら恋太郎に5人も彼女が出来る。つまりは5股。普通であればありえないのだ。ここまで複数股をしている恋太郎は変態ゲス野郎かと思いきや、全然違う。どんなに彼女が増えようと誰一人無碍にせず平等に愛し、彼女達が抱えている悩みに寄り添い、時には優しく接してあげる。そう、彼は彼女達への愛が半端なく強いのだ。更に純粋な心を持ち、下心を見せない紳士的な姿。...こんな素敵な5股男がいてたまるかwたまに考えていることが少しおかしい部分もあり、ツッコミたくなる部分もあるけれど、何故か憎めない男、それが恋太郎だったのだ。

その恋太郎の思いもあり、次第に彼女達側も複数股を受け入れていくように。いや良いのかこれw常識的にはありえないんだぞwまあこの時点でも変わっているとも言えるが、恋太郎の彼女達はいろいろと個性豊か。いろんなことにツンデレする唐音。AIみたいな言動をする凪乃。ここまでならまだ良い方。だが変な薬を発明する楠莉と来ると中々のやつ来たな...と感じるように。まあ彼女の薬の中にはあったらいいなーと思うものもあったけど。耳が生えてくるやつとか。あと静ちゃんは個性的なところがあるとはいえ5人の中では唯一まともなように見えた。ってか彼女が5人もいるのにその中で100%普通な子が1人もいないってこの学校どうなっているんだw

そして彼女達の中で一番のヤバさを誇るのは羽香里。恋太郎に対して、とにかくあざとい。やっていることがいやらしい。ただでさえ魅力的なスタイルしているのに。更に妄想が暴走することもあり、時には18禁レベルのこともやりかねない羽香里。100カノのヤバさの50%は彼女から来ているのではないかとも思えてくるw恋太郎は純粋なのに、羽香里が不純だから、この2人の絡みがどんどんいかがわしく見えてくる。まさに頭の中までピンクな女の子だった。

とはいえ、羽香里は100カノのヒロインの中では一番好きなキャラだったりして。何と言うか、ここまで暴走っぷりを見ていると逆に清々しくも感じてしまい、「もうとことんやってしまえ!」という気持ちになってくる。これでいいのかはさておきwあと普段は恋太郎にはもちろん、その彼女達にも明るく優しく接していく姿はキュンとくる。普段はヤバいけど、ホントは良い子なのだと気づくとますます好きになる。

普通ここまで彼女が増えてくると彼女同士でのいざこざが出てきそうな気がするがあまり見られない。出会って最初の頃はそういうことはあったけど、次第に仲が深まっていく。こういうのをどう表現するか...仲間?友達?チーム?悩んでいた際にある回にて彼女達の呼び名が。

その名も「恋太郎ファミリー」...そうだ、家族だ。家族と言われると全然違和感ない。家族のような遠慮のなく何でも言える関係なんだなと。そんな恋太郎ファミリーはプールへ行ったりブーケトス大会に参加したりキスゾンビになったり(これに関してはツッコミどころ満載だがw)しながらも仲を深めていく。

恋太郎ファミリーが仲の深さがよく伝わったのが羽香里救出回。彼女の母・羽々里が羽香里をファミリーから遠ざけるという話。ここでは恋太郎が羽香里を助けに行くのだが、そこで他のファミリーも彼女を助けるために体を張って頑張るシーンはもう...家族を超えている気がした。そこでみんなを守るために自身を犠牲にする羽香里も改めて優しい子だし、そんな羽香里を助ける恋太郎の姿はとてもカッコよかった。

これは最終的に恋太郎達の熱意によって羽々里からファミリーの存在を認めてもらうのかなと予想。まあ5股を認めるのも母親としてどうかと思うがw

...すると思いがけない事態に。まさかの羽々里も恋太郎が好きになり、ファミリーへ加入。...マジか、いやマジかおいwいいのかwいろいろいいのかwツッコミが追いつかなかった。バトル漫画とかでボスだったキャラが仲間になるという展開がよくあるけど、それと同じってことで良いのか?良いのかな?!

かくして恋太郎は5股男から6股男になり、ファミリーの仲はますます深くなるのでした。...何だこのオチ。

 

その他思ったこと。

・所々で分かりやすい演出があるのは良い。例えば「ビビーン」のシーン。恋太郎と彼女が一目ぼれしているんだな、と一目見ただけで分かるので分かりやすかった。あと「キュン」の時の顔。彼女達の可愛い一面が見られてそうなるのは分かるが、表情が苦しく見えるのは僕だけだろうかwあとヒロインもこの顔をやる。あの静ちゃんでさえも。何か面白いw

・コメディー要素強いけど、ラブな部分も一応あるにはあるんだよね。彼女達とのイチャイチャは尊い。あと心なしか、キスシーンが多い気がwキスゾンビなんて回もあるくらいだし。しかも妙に濃厚。22時台なのに大丈夫か?恋太郎とヒロインとのも良かったのだが、まさかのヒロイン同士のキスシーンまで存在。特にはかから。これは興奮ですわ...w

・パロディーやメタ発言が多いwまさか初回でナウシカネタをやるとは思わなかったw更に「はじめてのチュウ」の原曲流れるわポケモンっぽいドット映るわやりたい放題。よく許可取れたなwメタ発言は個人的に「特殊エンディングのネタバレ」のくだりがツボだった。しかもその特殊エンディングも中々...(詳しくは次の頁へ)

・羽香里の母・羽々里。常にクールで羽香里のためなら容赦なく、時には残酷な判断。まさにラスボス。これはヤバい人だと恐ろしい気持ちになったが、恋太郎ファミリーになってからは別の意味でヤバい人に変化。ギャップありすぎて笑えるわwとても同じ人とは思えない。しかもそれが数話かけてやるのなら分かるが、同じ話でやるんだから頭の整理が追いつかないwでも彼女は学生じゃないから今後は関わりが少なくなる...と思いきや学校買収するんだからもう凄い。いろいろと凄い。あと11話での特殊エンディングはそんな彼女の狂いっぷりが大いに見られたカオスなものでした。洗脳されそう...w

 

とまあ、笑いありキュン多めで面白かったです。この作品、実は1話終了時点で原作をジャンプラで読んでいました。あまりにも面白くて続きが気になったので。なので実はここまでの展開はほとんど知っていました。Twitterの実況では初見のようにツイートしていて、何かすみませんwとはいえアニメだといろいろ違うところもあるし、オリジナル要素も結構あったので原作読んでいても楽しむことが出来た。

そんな100カノ、その後の原作ではキュン度とカオス度が増しているみたいでw羽々里の暴走っぷりも悪化しているとかしていないとか...アニメのあれで序の口だったのかwあと新しく登場している彼女も魅力的。アニメ未登場彼女達を是非アニメで見てみたい。

...なんて思っていたら2期が決定!!おめでたいという反面、今後の暴走っぷりをそのままアニメ化できるのかという心配もあるw果たして2期ではどんな彼女が出るのか、そして何人目まで出てくるのか。楽しみすぎる。

しかしこのペースだと100人登場するには約20期ほど放送しないといけないのか。ここまできたら長寿アニメじゃん。2期も盛り上がって、何十年も続いてくれればと思います。

 

最後に羽香里描きました。彼女の暴走顔好き。

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(感想No.105)

 

アナログゲーム遊び。

ある日、高校時代の友人からクリスマスパーティーに誘われた。クリスマスにしては早くない?というツッコミはさておき、こういうパーティーに誘われるというのは正直嬉しい。というのも僕はクラスで目立たない方だったので存在自体忘れられいてもおかしくないと思っていたから。覚えていたこと自体に感動。

そんなパーティー、「もしトランプやボードゲームなどの遊び道具がある人は持ってきて下さい」という知らせが。しかし僕は最近は遊ぶものがコンピュータゲームなので、そういうアナログ系なものはものを持っていない。なので手ぶらで行くことに。

そんなこんなでパーティー会場に到着。そこには豪華な料理だけでなく、みんなが持ってきた様々なゲームが。懐かしいものから見たことないものまでたくさん。アナログゲームは久々で、どれも面白そうだったので早速片っ端からやってみることに。何も持ってきていないのに遊ぶだけ遊ぶのは何か図々しい気がするがwでも参加費はきちんと持ってきたので許して下さいな。

その時遊んだものの中で印象に残ったものの感想を書いてみようかと。

 

⚫︎昔遊んだことある系のもの

・黒ひげ危機一髪

剣を刺すと黒ひげが出てくるというあの有名なゲーム。これはターンが進むにつれてドキドキが増してくる。「いつ来るんだ...?」「そろそろ来るんじゃないか?」「自分の番で来たらどうしよう」といろんな思いが頭をよぎる。そして黒ひげが出て、ゲーム終了。あれって出ることが分かっていても驚いてしまう。僕はその時驚きのあまり大きな声が出てしまいました。このドキドキが結構癖になる。

・UNO

同じ色と同じ数字のカードが出せる、これまた有名なゲーム。自分の番直前にスキップ使われたり、自分の持っていない色のカードが出ると、何か悔しいwちなみに僕はゲームスタート時、相手の手札追加カードを数枚持っており、それをいっぺんに使わずに分けて使い、徐々に相手を苦しめるという酷い戦法を使いましたwしかもただ使うのではなく前の相手が手札追加カードを出したら使うという(こうすることで手札の追加権は次の人になるというわけです)ね。黒いわ。黒いわ僕w

 

⚫︎初めて遊んだもの

最初これらを見た時は「見たことないけどこれ面白いのか?」と思ったけど、遊んでみると結構面白い。やっぱりゲームは実際やってみて面白いかどうかを判断しないとダメですね。

・ito

「糸?どういう意味?」というのが第一印象のゲーム。テーマを発表し、数字が書かれたカードを引き、そのお題に沿って、数字に合った答えを出すというのがルールとのこと。これはそれぞれ自分と相手の価値観の違いが見られて興味深い。最初相手の話聞いていて「あ、これは低いな」と思ったら実は高かったってこともしょっちゅうあった。もちろんその逆も。これは相手のことをより深く知ることが出来て、面白かった。

・立体四目並べ

〇目並べなら過去にゲームで何回もやったことがあるけど、正直僕はこういうのには弱い。相手が並べられないように考えていくつもりでも、どこかしらが抜けていて気が付いたら揃えられていた。というケースがよくあった。

その四目並べなのだが、縦・横・斜めだけでなく、奥行きでも揃えることが出来るという、斬新なゲーム。これ発想した人凄いや...しかし奥行きも揃えられるとなると、通常のもの以上に注意力が必要となってくる。相手を妨害しつつも、自分のを並べようと考える。しかし中々上手くいかず、気が付いたら負けを繰り返すのでしたw立体になっても、僕はこういうのは苦手というのが分かりましたwでも練習して、いつかは勝てるようになりたい。

 

と、たくさんのアナログゲームで楽しめました。もちろんパーティー全体も面白かったですよw料理も美味しかったし。(...感想それだけ?w)

コンピューターゲームばかりの僕だけど、こういったゲームも良いね。みんなと楽しく盛り上がりながら遊んだということも、面白いと思えた要因の一つなのかもしれない。遊びというはみんなでやると楽しさが増す。基本一人遊びが多い僕は、そう思えるようになりました。

またみんなで集まってこういったゲームで遊びたいな。もしかしたら今回遊んだもの以外にも面白いゲームがあるかもしれないし。

 

まんがタウン。

まんが雑誌「まんがタウン」。これが今月発売の2024年1月号を持って休刊とのこと。

まんがタウンといえば世界的有名な作品「クレヨンしんちゃん」が載っている雑誌で有名。「クレヨンしんちゃん」や「新クレヨンしんちゃん」をメインとして、時には「SHIN-MEN」や「昼メシの流儀」などのスピンオフ、更には映画のコミカライズなど、クレしんファンにとってはたまらない雑誌だった。

漫画だけでなく、クレしんのグッズやTV放送予定など、クレしんに関する様々な情報が載っており、ありがたい。特にTV放送予定は、今後どんな話が載っているか、放送休止はいつかなどが分かって、とてもお世話になっていた。また映画公開時期は映画の見どころも描いており、映画を見に行く前は確認し、映画を見る楽しみを増幅させてくれた。

 

ここまで言うとクレしんのみのイメージがありそうなまんがタウンだが、それだけではない。他にも魅力的な作品満載。「かりあげクン」などの名作はもちろん面白いのだが、近年では可愛いキャラクターによる萌え系漫画も多い。僕自身こういう作品好きなので、大歓迎であったw

また作者さんのエッセイも面白い。特にクレしん映画公開時期に掲載される「思い出のクレしん映画」は結構好き。あの映画をこういう風に見ていたのかと映画をまた別の視点で楽しめる。

そんな魅力的なまんがタウン。一時期毎月買っていたけど、近年では買うのは不定期だった。でも時々目は通し、楽しませてもらっていた。

そんな雑誌が突然の休刊発表。これにはかなり驚いた。まんがタウンの休刊なんて全然予想していなかったから。正直、クレしんがある限りずっと続くと思っていた。しかし、後述する休刊メッセージを見ると、現状は厳しかったんだなと察せられる。というより漫画雑誌界全体が厳しいのだろうか。最近「月刊ブシロード」も休刊が発表されたし。

しかし休刊か...ブンブンの休刊 から14年、また好きな漫画雑誌が休刊してしまった。休刊ショックをまた味わうハメになるとは。

まあブンブンの時よりかは良いと思えることもある。まず事前に発表してくれたこと。これによって「次回号は絶対に手に入れなくては...!」と思えるからね。まあその分転売の餌食にされそうで心配だが...そして何より良いのは「クレしんを始め、一部の漫画は別媒体に移行して継続される」こと。全作品突然打ち切られたブンブンと比べると、十分恵まれている。その移行先に関して、一部がネットでの掲載だということに驚いた。ネットでの漫画連載、今では普通に行われている時代だけど、まんがタウンもこれに乗るか。なおクレしんは専用のサイトで連載されるとのこと。さすが主役級。扱いも違いますねw

いろんな思いを重ねながら、ついに最終号を購入。転売が怖いので事前に予約して買いました。

f:id:sebunn:20231209233754j:imageこのみんなが集まっている表紙が豪華ながらも寂しさも感じる。

そして連載が継続する作品はいつも通りの展開だった。クレしんも例外でなく。ただ中にはいかにも続きそうな展開が繰り広げていたものもあり、続きが気になるなーと思うものも。その中でも終わる作品もある。多くの作品が終わっていく光景...ブンブンを思い出す...

そしてラストのメッセージ。元々この雑誌は「クレヨンしんちゃん特集号」という雑誌から始まったそうで。そう考えると結構長い歴史があったんだね。それが終わってしまうというのはますます寂しい気持ちになるな。

というかこれで「クレしんが掲載している紙媒体の雑誌」が消滅するわけか。ドラえもんはコロコロ、コナンはサンデーというように他の国民的漫画はそういった雑誌はあるのに、クレしんは無い。

映画の特集とかは今後どうするんだろうか。多分ネットとかでもやるのかと思うけど、やっぱり紙媒体でも見たいという気持ちはある。双葉社にはまだ漫画雑誌はたくさんあるわけだし、映画公開時期になったら、特別にそこで漫画を掲載するとかしてくれると嬉しいです。アクション系とかはどうかな。元々クレしんはアクション出身だったわけだし。どうにか検討していただければ...

 

23年間お疲れさまでした。そして楽しい漫画作品をありがとうございました。

続・伝説のマンガ雑誌「月刊プレコミックブンブン」。

突然ですがあの伝説の雑誌、「月刊プレコミックブンブン」について書こうかと思います。

え?ブンブンについては6年前に書いただろって?まあそうなんですけどもね、ブンブンの第1号である2004年1月号が発売された日が2003年12月6日。そう、今日でちょうど創刊から20周年なんですよ!おめでたい日なんですよ!!

もし休刊されていなかったら今頃「20周年お祝い号」とか出していろんな作品のキャラがわちゃわちゃしていたんだろうな。休刊されていなかったらだけど...

話は変わるけど1ヶ月前に「まんがタイムきらら」の独立創刊20周年号が発売されて、読んでみたんだけど、お祝いメッセージや特別漫画などファンには嬉しい豪華仕様だった。だからブンブンも続いていたらこんな感じに...と想像してしまう。そういえばきららも20周年。ブンブンとほぼ同期だったのね。同じ時期に創刊されても5年で終わる雑誌もあれば20年続くのもある。漫画雑誌界は分からないものだ。

 

さておき、あまりにも懐かしくなってブンブンが読みたくなったので、久しぶりに国立国会図書館に行くことに。本館の方ではなく国際こども図書館の方です。ホントに懐かしい。漫画版ゾロリに大仏刑事、ペットくんにダンディ、ぷるぷる学園とギャグ作品は名作が多い。もちろんギャグだけでなく、クロや学校の怪談などのホラー、タロットマスターなどのファンタジー、キュウマやケッターゴールといったスポーツ系、中にはドキドキするものも。子供向けとはいえ、大人になった今読んでも面白いと思える作品多かったな...やっぱりブンブンは最高だ。

しかしこんな面白いが見られるブンブンは、今や見られる機会少ない。コミックスも稀に1冊ほどブックオフで見かけるのだが、もちろん書店では流通していない。また電子書籍も無し。(あくまでも現時点での僕調べです。もしかしたらどこかでしているかも)

今や確実に見られるのは国際こども図書館でのみ。だけど子ども図書館は住んでいるところからだと地味に遠いんだよね。交通費もまあまあかかるし、気軽に読みに行けない。更にブンブンは書庫にあるためパソコンで呼び出さなければならず、しかも一度に呼び出せるのは5冊まで。次のを読みたい場合は一度返却し、また呼ばなければならない。手間も時間もかかる...また、子ども図書館所蔵のブンブンは付録が付いていないため、付録で付いていた小冊子も見ることが出来ない。あの小冊子にも面白い漫画が載っていたのに。

創刊から20周年。これを機にコミックスの再販とはしてくれないかな。それか電子化とか。今雑誌のホームページや専用のアプリを使って1話単位などで手軽に読めるような時代になった。それをブンブンでもやってほしい。僕以外にもブンブン愛読者は結構いるはずだし、今の子供がブンブンの作品を読んで面白いと言ってくれると思う。要は今でも需要があるはず。それに、ここでたくさん読んでもらって人気になったら、20年ぶりの復刊とかもありそうだし...

せっかく20周年なんだしポプラ社さん、復刊は無理でも、何かしらブンブンに関する動きをしていただければ長年のファンとしては幸いです。

せっかくなので最後にブンブンキャラを描いてみました。上手く描けているか不安ですw

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(14年前に休刊した好きな雑誌について書く前日、またもう一つ、好きな雑誌が休刊して再び悲しみに明け暮れたのだった。その件についてはまた後日。)