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まんがタウン。

まんが雑誌「まんがタウン」。これが今月発売の2024年1月号を持って休刊とのこと。

まんがタウンといえば世界的有名な作品「クレヨンしんちゃん」が載っている雑誌で有名。「クレヨンしんちゃん」や「新クレヨンしんちゃん」をメインとして、時には「SHIN-MEN」や「昼メシの流儀」などのスピンオフ、更には映画のコミカライズなど、クレしんファンにとってはたまらない雑誌だった。

漫画だけでなく、クレしんのグッズやTV放送予定など、クレしんに関する様々な情報が載っており、ありがたい。特にTV放送予定は、今後どんな話が載っているか、放送休止はいつかなどが分かって、とてもお世話になっていた。また映画公開時期は映画の見どころも描いており、映画を見に行く前は確認し、映画を見る楽しみを増幅させてくれた。

 

ここまで言うとクレしんのみのイメージがありそうなまんがタウンだが、それだけではない。他にも魅力的な作品満載。「かりあげクン」などの名作はもちろん面白いのだが、近年では可愛いキャラクターによる萌え系漫画も多い。僕自身こういう作品好きなので、大歓迎であったw

また作者さんのエッセイも面白い。特にクレしん映画公開時期に掲載される「思い出のクレしん映画」は結構好き。あの映画をこういう風に見ていたのかと映画をまた別の視点で楽しめる。

そんな魅力的なまんがタウン。一時期毎月買っていたけど、近年では買うのは不定期だった。でも時々目は通し、楽しませてもらっていた。

そんな雑誌が突然の休刊発表。これにはかなり驚いた。まんがタウンの休刊なんて全然予想していなかったから。正直、クレしんがある限りずっと続くと思っていた。しかし、後述する休刊メッセージを見ると、現状は厳しかったんだなと察せられる。というより漫画雑誌界全体が厳しいのだろうか。最近「月刊ブシロード」も休刊が発表されたし。

しかし休刊か...ブンブンの休刊 から14年、また好きな漫画雑誌が休刊してしまった。休刊ショックをまた味わうハメになるとは。

まあブンブンの時よりかは良いと思えることもある。まず事前に発表してくれたこと。これによって「次回号は絶対に手に入れなくては...!」と思えるからね。まあその分転売の餌食にされそうで心配だが...そして何より良いのは「クレしんを始め、一部の漫画は別媒体に移行して継続される」こと。全作品突然打ち切られたブンブンと比べると、十分恵まれている。その移行先に関して、一部がネットでの掲載だということに驚いた。ネットでの漫画連載、今では普通に行われている時代だけど、まんがタウンもこれに乗るか。なおクレしんは専用のサイトで連載されるとのこと。さすが主役級。扱いも違いますねw

いろんな思いを重ねながら、ついに最終号を購入。転売が怖いので事前に予約して買いました。

f:id:sebunn:20231209233754j:imageこのみんなが集まっている表紙が豪華ながらも寂しさも感じる。

そして連載が継続する作品はいつも通りの展開だった。クレしんも例外でなく。ただ中にはいかにも続きそうな展開が繰り広げていたものもあり、続きが気になるなーと思うものも。その中でも終わる作品もある。多くの作品が終わっていく光景...ブンブンを思い出す...

そしてラストのメッセージ。元々この雑誌は「クレヨンしんちゃん特集号」という雑誌から始まったそうで。そう考えると結構長い歴史があったんだね。それが終わってしまうというのはますます寂しい気持ちになるな。

というかこれで「クレしんが掲載している紙媒体の雑誌」が消滅するわけか。ドラえもんはコロコロ、コナンはサンデーというように他の国民的漫画はそういった雑誌はあるのに、クレしんは無い。

映画の特集とかは今後どうするんだろうか。多分ネットとかでもやるのかと思うけど、やっぱり紙媒体でも見たいという気持ちはある。双葉社にはまだ漫画雑誌はたくさんあるわけだし、映画公開時期になったら、特別にそこで漫画を掲載するとかしてくれると嬉しいです。アクション系とかはどうかな。元々クレしんはアクション出身だったわけだし。どうにか検討していただければ...

 

23年間お疲れさまでした。そして楽しい漫画作品をありがとうございました。