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映画「クレヨンしんちゃん2018」感想。

皆さん、(待っていたかどうかは分からないけど)お待たせしました!先週の金曜日に見に行った「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ」の感想いっちゃいまーす!

 

(注 ここから先はネタバレを含んでいます。未見の方はすぐにお戻りください。いやマジで。)

 

 

いやぁ...それにしても今回は最高のマサオ映画でしたね!マサオといえばしんちゃん達と違って特に目立った印象もなく普通で、なおかつ弱虫なのにたまに調子に乗って痛い目にあう...だけど地味に優しい所があるから憎めない、なんともいいキャラなんだよね。

そんなマサオがぷにぷに拳というカンフーを習い始めたところから映画はスタート。どこでカンフーを知ったかを本編で教えてほしかったが...wカンフーを習い始めて強くなったマサオ。これを見て僕は「今回はいつもと違うマサオ来るか?!」と期待していたがやはり彼は彼だった。早く始めたにも関わらず10個の技の内、まだ1つも習得をしていないという有様。しかも後から始めた他の防衛隊のメンバーが、あっという間に技を覚えていってしまい置いて行かれる...おいおいマサオwそれなのに兄弟子ぶって威張りちらすとは...小せぇな~こんなに憎たらしいのに憎めない、それがマサオです。ええ。

まあそれはさておき今回もゲストキャラが良かった。まずヒロインのランちゃん。可愛いし正義感たっぷりで頑張り屋だし、応援したくなりそうなキャラだった。あと「アイヤー!」っていう叫び声が面白かったw師匠は...すみません、「パンツ丸見え」のイメージしか無いっすw(そんな訳ねぇだろ)そして今回の悪役は「ブラックパンダ」というラーメン屋である。営業方法といい、そこで売られるラーメンといいいろんな意味でブラックすぎてアウトだろ。まあボスのドン・パンパンも「コンプライアンスが何だ!」って言っていたから良いのかな...去年の映画といい相変わらずクレしんは悪役と現代の問題からめようとするよな...まあそれがクレしんの良いところだけどね。

物語も中盤。しんちゃんとランちゃんが9つの技を習得。一方マサオは未だに1つも技習得ならず。するとマサオがそこで「僕はしんちゃんみたいに選ばれた人じゃないんだ!」といい、防衛隊を抜けようとしてしまう。この時僕はマサオに感情移入してしまった。というのも僕自身もマサオと同じで「努力はするもののなかなか上達せず、周りの人達に抜かれていってしまう」タイプなんだよね。だからこの時のセリフにグサッときてしまった。今までマサオを憎めないといっていたのは、僕自身がマサオそっくりな性格だからかもしれない。

そんな中事態は想像もしない方向へ。ぷにぷに拳の10個目を習得したランちゃん。ぷにぷにした心を持ったしんちゃんとは違い、「正義を守らなければいけない」という固い心を持っていた。そしてラスボスのドン・パンパンもあっさり撃破。その時僕はあっさりしすぎて「物足りないな...」と思った。しかしぷにぷにしない心を持ったランちゃんは「まだこれだけでは平和とは言えない...」と言いだし、世の中にある悪という悪を成敗しに行ってしまったのである。そう、ヒロインであったはずのランちゃんがやりすぎた正義という心で暴走してしまい、悪役へと変わってしまったのであった。ヒロインが悪役になるという事はクレしん史上初の事だったので、僕はかなり驚いた。それと同時に、正義というものはやりすぎると悪にも変わってしまうという事が分かった。

窮地に立たされた防衛隊。そんな中、防衛隊を離脱したはずのマサオと再会。マサオは師匠と共に暮らしていたのだった。そしてそこには、序盤で出てきたブラックパンダラーメンによりトゲトゲしていたたんぽぽもあった。しかもそのたんぽぽは元の姿に戻っていた。何か特殊な事をしたのかと思ったがマサオは「ただ地道に水を上げていただけ」との事。そうか、忘れていたぞ、マサオの長所の1つを。彼は何でも地道にコツコツとするという、他にはない長所を。てっきり僕はあの後努力してぷにぷに拳をマスターしてみんなを助けにくるという展開を期待していたが、なるほど、そういう活躍もありなんだなぁ。「他人に遅れているからといって無理にその事について努力するのではなく、自分で出来る事を探してそこで地道に頑張っていく」というのも努力系の人生としてはいいのだという事である。まさか今年で21の男が5歳児にこんな大事な事を教わるとは...侮れんなマサオw

いよいよ物語はクライマックスへ。暴走したランちゃんをどう食い止めるのだろうか。まさかカンフーによって強制的に止めるのか、とも思ったが防衛隊が考えた策、それは何とダンスだったwいきなり音楽が流れ出して防衛隊や春日部にいる人達(おなじみの人達はもちろんの事、ロベルトやら四郎さんやらマニアックなキャラもいたんだよねwとにかくオールスター勢ぞろいだったw)が急に踊り出すんだもんなぁ...wシュールにも程があるだろwそしてランちゃんの心はダンスによりぷにぷにして元に戻り、ハッピーエンドで幕を閉じましたとさ。

とにかく笑いやら友情やら教訓やら春日部メンバーやらでいろいろマシマシな最高級な映画でした。そしてこの映画で2つの事を学びました。

①人には人それぞれの出来る事がある

②正義というものは大事だが、暴走しすぎてはいけない

ということです。そんな大事な事を教えてくれるとは、さすがしんちゃんの映画!これらを大事にしつつ、これからもぷにぷにの心で頑張っていこうと思いました。

いや~にしてももう1回見たいっすね!いや何度でも見たい映画だね!また見に行こうかと思います。じゃ、そういう事で~

おまけ。イラストコーナーっ!今回はわけワカメ(が出来ない)マサオを描きましたw

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