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映画「クレヨンしんちゃん2017」 感想。

今年で25周年を迎えたクレしんの映画「襲来!宇宙人シリリ」の感想いきたいと思います。

 

 

(以下、ネタバレを含みます。未見の方は映画を見てからこの記事を見ることをおすすめします。)

 

 

 

率直に言うと、今年の映画はクレしんの中でも傑作中の傑作と言っても過言じゃなかった。終始笑ったり泣いたりで忙しかった。

まず子供になったひろしとみさえ。2人とも子供になっても中身は変わらなかった。それどころか雨の中必死にヒッチハイクしていたひろしはカッコよかった。(ここで「ゲッチュウ!」って言えば面白かったが、さすがにそれは無かったw)もちろん世間にバレないように子供っぽくしていなければいけない。だがみさえのぶりっ子の演技は無理があったのでは?(失礼)あと、よく2人は「見た目は子供でも中身は大人」みたいなこと言っていて、僕はそれを聞くたびに某名探偵の子供のことを想像してしまったwとにかく姿は変われども、2人とも「家族を守る」という意思はあったのは良かったと思った。

そしてシリリについて。みさえ達は最初に見た時は不気味がっていたけど、ホントに不気味なのだろうか?むしろ僕からすれば可愛いと思ったけど。見た目はもちろんだけど中身もね。そしてしんちゃんと一緒に旅するシーン、特に最初はしんちゃんのマイペース振りに怒って離れ離れになり、周りの人達に見られながら怖くなりながら走るシリリの顔を見て感情移入してしまった。確かに周りが知らない人だらけだったら不安だよね。なおかつシリリの頭の中には「大人=危険」っていうイメージがあるから、一層怖かったんだろうね。と心配していた。そしてサーカスで追い詰められ、恐怖が極限状態にまで達していた時、しんちゃんが助けにきてくれた。そこからシリリはしんちゃんを信じるようになり、旅も楽しくなった。僕は特にホタルを見ているシーンで癒された。

そんなこんなでシリリは父と再会。しかしここでは驚かされた。追っていたエージェントや新幹線で野原家の全財産を盗んだ泥棒、サーカス団の一員など、旅に関わった人ほとんどが変装した宇宙人だったのだから。シリリの父が息子のために仕組んだらしい。「はじめてのおつかい」かよw

しかしその旅も、実は自分の計画のためだったことを知ると、シリリは落胆していた。それにしてもクレしんの悪役は毎回悪いことする理由がくだらなくも共感できるもので、今回も例外じゃなく、「大人は戦争やサービス残業などばかりして危険だが、子供なら安全。だから人類を子供化させる。」くだらないわりにはスケール大きいなおいwそしてみさえは更に子供化され、万事休すかと思いきや、子供化させる機械のコードをシリリが抜いた。つまり、シリリは初めて親に反抗したのだ。これも成長のひとつだよね・・・!

そしてこの後ひろし達を元に戻すための計画が始まる。その計画とは例の機械をシリリ父から取って、周りの部下を子供化させたのだ。 (それが地味に可愛いのだよ・・・)そしてうっとおしくなったシリリ父は大人にする光線(?)を出し、それを浴びたひろし達は元に戻ることに成功した。(そこでの野原夫婦のサービスシーン・・・あ、いや何でもないです。)そしてシリリ父の野望は後述の防衛隊の活躍によってあっけなく打ち砕かれるのでした。しかし、ホントにあっけないなw少し同情したわw

そしてラスト。まさかのシリリがしばらく野原家と暮らすというところでED。意外だと思ったがEDのムービーではシリリと野原一家やかすかべ防衛隊と一緒に日常生活を楽しむシーン。あれは見ていて微笑ましかったし、そして泣けたよ。ホントはシリリもあんな生活したかったのか・・・という気持ちとシリリの楽しそうな顔・・・良かったわぁ。

今までの記念作品は「地球をとるか自分の家族(シロ、ひまわり)をとるか」という風にしんちゃんに究極の選択が迫られていたけど、今回は逆にシリリが「今まで慕っていた父をとるか、地球人の中で一番信用できたしんちゃんをとるか」という少し珍しいパターンがあった。でも記念作品は選択を迫られるのは変わりないのね。

また今回の映画では防衛隊の活躍があるか心配していたけど、想像以上に活躍していたね!まさか野原一家を助けるために宇宙まで行くとは・・・特に風間君とマサオ君が目立っていたと思うのだよ。(去年ネネちゃんとボーちゃんが目立っていたからかな?まあ両作品とも防衛隊全員目立っていたけど。)まず風間君。シリリ相手に驚きすぎwそして宇宙船に乗ったとき「僕が船長だー!」って喜ぶって・・・トオルちゃんってばやっぱりまだまだ子供よのぉwそして例によって僕が一番気にしていたマサオ君の活躍。凄いねw顔芸といい扱いといいリアクションといい目立っていたねwしょっちゅう気絶するし宇宙に行くのを嫌がっていたらネネちゃんに「ホラー映画だとこういう場合・・・」とか言われて無理矢理行くことになったねw新手の脅しか?でもその流れも最後の方の「ホラー映画じゃなくても降りたら死ぬってばー!」というまさかの言い返しがくるとは・・・反抗できるじゃん。おにぎりのくせに。挙句の果てには最後には悟りやがってw(詳細はラストの絵参照。)大活躍じゃないかwまた防衛隊はEDでも出番が多かったのは良かった。それにしてもリアルおままごとのシーン、マサオ君はおままごとが嫌でああいう顔になっているのか、それとも演技でああいう顔になっているのか。謎である。(どうでもいいが。)

あと宇宙人マニアの八尾さん。最初は悪役かと思ったが、結局はいい人だったので意外だと思った。変な所は変わらないけど。そしてその八尾さんが子供化した容姿が不覚にも可愛いと思ってしまった・・・(余談だけど子供化された八尾さんの声を演じた「久野美咲」って人、どっかで聞いたことあるんだよな〜何だっけ?)

そして何より25周年記念作品だけに過去の映画のネタが多かったのも嬉しかったね!見てて「えっ?」とか「おおっ!」って思ったよ。以下、僕が見つけた過去の映画ネタです。

・八尾さんのパソコンの検索エンジンがSMLのもの

・道中の温泉から後生掛と指宿(しかも声付き。田村ゆかりさん・・・相変わらず萌えるお声・・・)

・森にブリブリ王国とジャングルのサル

・インタビューの相手がマイクさん

・サンバを踊る人達

・八尾さんの部屋にあった地図にケツだけ爆弾の爆弾

・野原家が途中に寄った警察にあったポスターに段々原ちゃん

・新幹線の乗客の中に編集の山田さん

以上。見つけられなかったものは2回目で見つけます。

とにかく、今回はいろんな所でかなりの最高傑作!もう何回でも見られるね!

25周年記念だけにホントに良かった!これからも期待だね!・・・しかし、25周年という理由でドラみたいに「来年の映画は休止」とか「来年4月に声優一斉リニューアル」とかないよな・・・それは避けてほしい・・・。そして藤原さんの1日でも早い回復をお祈りします。(もちろん森川さんのひろしも良かったですよ!)

おまけ①

f:id:sebunn:20170417180613j:image↑今回買ったグッズ。防衛隊グッズがあったのは個人的に嬉しかった。

おまけ②f:id:sebunn:20170417213131j:image

↑例の悟りおにぎり。(うろ覚えですが・・・)一番笑えたw