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「まちカドまぞく」感想。

やっと感想が書けた...最終回から1週間経った今期のきらら系アニメ「まちカドまぞく」。毎回癒しを提供してくれるきらら系アニメ。しかし今年は毎クールに必ず存在していた去年に対し、今年は「再放送ではない」「テレビでの放送」ということを含めるとこの「まちカドまぞく」のみとなる。なんという少なさ...

ある意味令和元年唯一のきらら系アニメと言っても...言い過ぎか?とにかく感想いきます。

 

(注意:ここから先はネタバレを含んでいます。だから頑張れシャミ子、未見であればうっかり見ないようにするのだ!)

 

きらら系としては珍しい魔法少女が登場するというファンタジー系のストーリー。しかし主役は魔法少女ではなくその敵のまぞくの方。「魔法少女の生き血を手に入れないと呪いは解けない」っていうのは何となくファンタジーっぽいけど、その呪いが「月4万円でしか生活できない」というもの。いや急に現実的すぎでしょw

この作品はファンタジーに見えてほぼ現実も混じっていて、何かとシュールだったw話の流れのテンポが良かったり、どこかで見たようなネタが多かったりなど見ていて楽しかった。

あとこの作品の何よりの見どころはまぞくのシャミ子と魔法少女の桃。まずシャミ子なのだが、まぞくにしてはへっぽこ過ぎでしょう...何をしても桃には負け、決め台詞「これで勝ったと思うなよーーー!」と言い去るのはもう定番中の定番だが、あまりの可哀想っぷりに同情したくなるわな。んで桃の魔法少女とは思えないくらいのクールっぷり。ほぼ笑うシーンが無いもんな...で、シャミ子が挑んでくる戦いに対してもクールに、いや、半分楽しそうに対応しているところも何とも言えないくらい面白い...

そしてこの2人の関わりもまた良かった。先ほどの勝負のところもそうだが、それ以外にもあります。まず桃がシャミ子を鍛えようとする場面。まあ確かにシャミ子が弱いのは確かだが、だからといって普通敵であるまぞくを鍛えようとするか...?しかも鍛え方が半端ない。やたらと筋トレさせたり、走らせたり、コンダラを使ったり...桃さん、あんたはスポーツトレーナーかよwシャミ子をどうする気なのか...それに本気で付き合うシャミ子もシャミ子だが。あとシャミ子の桃に対する気遣い。敵であるはずの桃が病気になった際、まさか看病するとは、もう敵というより友達じゃん。んで桃の家に置いてあったある意味凄そうな料理を何事もなく食べたり、シャミ子が桃に料理を作ってあげたり。面倒見いいな~シャミ子。最終回でも呪いでシャミ子を苦しめていたと思い込み、シャミ子から距離を置こうとした桃に対し、放っておかずに、むしろ探して桃を見つけ、どちらも幸せになれるような提案をしたりなどますます面倒見が良い。んでラストはシャミ子が桃を倒すために決闘を申し込む。あれだけ親密度上がったのにまだまぞくとしてのプライドがあったのか。桃はそれを「シャミ子と遊びに行く」と勘違いしてそして互いに恰好が違う姿で戸惑って終了...なんだこの微笑ましい終わり方は。

あ、さっきからシャミ桃のことしか言っていなかったけど他のキャラも良かったよ。シャミ子のご先祖というある意味大きな立場でありながらもドアストッパーにされたりお酒に付けられたり桃に投げられたりと扱いが雑なリリス、頼りがいがありそうなお姉さん的存在かと思ったら動揺しやすく、かつ動揺すると周りに小さな危害が及ぶ呪いがあるという凄いキャラを持っているミカン、そしてシャミ子の妹でありながら多くの知識を兼ね備えている良子と、個性豊かなキャラが多くて楽しかった。特にミカンの可愛さは半端無かった...呪いなんかどうでもいいから一緒に過ごしたい。

そんなこんなで最終回を迎えた「まちカドまぞく」だが、物語はまだまだ続いている様子。果たしてシャミ子は魔法少女を倒して呪いを解くことが出来るのか?それとも桃との親密度が更に上がってそのまま同棲して気が付いたら夫婦になってしまうのか?!(何だそりゃ)とにかく今後どうなるかが気になってきましたねぇ。原作買おうかな。

おまけ:イラストコーナァー!今回は蜜柑を食べるミカンを描きました。ってややこしいなwf:id:sebunn:20191003143146j:image