｢劇場版 きんいろモザイク Thank you!｣を観てきました。5年振りの劇場版かつ新作アニメだからうれしいという気持ちはあるけれども、動く彼女達が見られる最後の作だと思うと悲しくもなります。第1期をリアルタイムで見ていた長年のファンとしてはね...でも、いや長年のファンだからこそ彼女達の最後を見守っていきたいと思い、見てきました!
きんモザならではのゆるふわなギャグや癒しで楽しめました。そして最後はいろんな感情が沸き上がって感極まったね。
細かな感想いきます!きんモザの感想執筆はこれが最初で最後か...ここから先はネタバレ注意です。
物語はいきなり修学旅行編からスタート。修学旅行ならではのイベント(班行動でいろんな場所を観光、寝る前の枕投げや恋バナなど)を楽しむ姿は見ていてこっちも楽しめた。またそこで見られるそれぞれのキャラらしさも良かった。特に穂乃花がカレンと写真を撮りたいあまりに変態になったり、綾が恋バナをしたいがために枕投げで本気になったりなど、中にはクセが強い個性の出し方していたキャラもいたけれどもw
あと香奈こと日暮香奈も今までのアニメと比べて出番があったのは個人的に嬉しかった。ツッコミとしてだけでなく穂乃花の心を読んで口に出したり、集合写真でキメていたりなど、個性を出ていたね。最後の最後でこんなに個性だすとは...
修学旅行が終わると、次に来るイベントは大学受験。どのように進路をすすめていくかで、それぞれが悩みだしていく。別々の進路っことはそれぞれがバラバラになる。辛いよなぁ...
そんな中で感動したのが、綾の変化。今まで陽子に対して素直になれなかった綾だが、素直に彼女に対して自分の気持ちを言えたシーンは感動したね。この子も成長したんだな、って。まあこの後も綾らしいところ出ていたけれどもwちなみに妄想力や乙女心は相変わらずというかむしろパワーアップしていました。いやこれも綾の魅力の一つだから良かった。
あとカレンの本当の気持ちに対して驚いた。僕はてっきりカレンならみんながバラバラになっても｢大丈夫デス!またみんなと会えるデス!!｣ってみんなを元気づけるかと思ったらまさか悲しみ、号泣。というのも、アリスがイギリスに戻ってしまい、寂しいとのこと。それを聞いたら同情した。だってカレンはアリスが大好きなんだもんね。アリスに会いに日本に来たくらいだし。この2人の友情に、グッときてしまった。
みんなの進路が決まり、後は勉強するのみ。だが、合格するか分からないため、みんな緊張してしまう。それでもみんななりの励ましで元気づけていく。こけしお守りと先生達の舞いには笑ったけどもw
結果発表の時。ドキドキするみんなを見て、こっちまで緊張してしまった。そして、みんな合格...!嬉しくて喜ぶ姿を見て、思わず声が出そうになった。...なんか僕、彼女達の親になった気分だった。なるほど、親になるとこんな気持ちになれるのね。
迎えた卒業式。なんかしんみりするんだろうな...とも思っていたが、最後の最後まで彼女達らしさ全開でよかったね。ただ式が始まるともう感動的だったなぁ...もう高校生の彼女達が見られない。みんなバラバラだからもうこのメンバーで中々会えなくなる...いつものふわふわした日常がもう見られない。そう考えると泣きそうになった。
ただその後のセリフ｢地球上にいればいつでも会える｣｢卒業してもずっと親友｣という言葉に救われた。そうだよね、例え大学生になっても、その先になってもまたいつでも会えるよね。彼女達の心は、離れていてもつながっている。そう最後に感じさせていただきました。
フィナーレにふさわしい作品だったね。ラストに今までのアニメ回を一斉に流すシーンは良い演出だった。
ただこれで終わるのはもったいないなとも。というのも、アニメではいきなりいろいろと原作のシーンが省略されちゃったからね。それ以前かつ劇場版第一作後の原作回で｢アリスマムが日本に来る話｣や｢3年へのクラス替えの回｣、その後の｢香奈がオタクだとバレる回(アニメで見たかったな、まじょっこぷりずむ。)｣や｢海へ行く回｣、そしてフィナーレを飾るにあたって結構重要っぽかった｢イギリス卒業旅行回｣がカットされたのは残念だったな...他にもみどころある回いっぱいあったから、もったいなかったな。
こうなったら、卒業前かつ2期終了後の回をアニメ化する｢第3期｣を新たに作るというのはどうだろうか?!時系列的には｢1期→2期→劇場版1作→第3期→劇場版2作｣って感じにするのは。いっそ4期も作ってもいいんですよ。まあ難しいかな...
いよいよ最後になってしまいましたがこれだけは言わせてください。
Thank you、きんいろモザイク!!
今回は綾を描きました。
