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映画「アイの歌声を聴かせて」感想。

先日、映画「アイの歌声を聴かせて」を見てきました。

僕自身、こういったオリジナル作品はあまり見ないんだけど、予告を見た際に、「これは面白そう」だと感じ、見に行こうとずっと思っていたんだよね。でもなかなか見らる機会で出来ず、気が付いたら2月になっていた。もう公開終了しているかと思い、テレビ放送か円盤発売を待つしかないか...と思っていた。

そんな矢先、まだやっている映画館があるとの情報が!これはチャンスだと思い、早速見に行くことに。そしたら想像以上の出来で最高だった...見ていてドキドキしたし、感動もしたし、楽しめたね。

早速感想行っちゃいます。ここから先はネタバレ注意です。

 

 

今以上に技術が進歩しているロボットやAIが当たり前のように存在するようになった世界が今回の舞台。主人公のサトミが住む家も例外ではなく、カーテンを開けてくれたり目覚ましを声で止めたりなどは現代でも実際にありそうな感じはしたけど、テレビにスケジュールを見られたりできたのは凄かった。ただそれでも家の見た目は古風だったからその時代のギャップもまあ面白かった。また外でもロボットが農業したり学校でもロボットがたくさんいたり...技術が発達したってレベルじゃないなーって思った。でも現実でも科学が発達しているからいつかはこんな世界になるのかな、そうなったら面白そうだな、って感じた。

そんな中、サトミが通う学校に転校生が。シオンという名前の子だけど、AIだと知っているサトミは戸惑う。更にシオンはサトミに対して「幸せですか?」って言われたうえに付きまとってくるのでますます戸惑う。まあ確かに初対面の人に幸せかどうか聞かれたら「余計なお世話だ」って思っちゃうなwその後いろいろあって彼女の正体をばらさないようにするも彼女のポンコツが災いし、一部の生徒にバレてしまうことに。

そう、この作品の魅力の一つがシオンなんだよね。AIなだけに勉強や運動は完璧な反面、ちょっと抜けている部分があるんだよね。彼女を幸せにするために何故か歌い始めたり、いろんな機械を動かしたり。AIだとバレないようにとはなっているけど、これじゃバレるでしょwって思った。そんなシオンに関して公式は「ポンコツAI」って称しているけど、僕はポンコツというよりピュアなんじゃないか、と思った。サトミや周りの人を幸せにするということを考えてまっすぐに行動しているだけなのではと。そんな頑張る彼女に愛くるしさを感じた。まあ勘違いとはいえ、同級生にキスした時は大丈夫か?と思ったがw

その彼女の正体を知っている人達はサトミを始め、彼女に思いを寄せる機械いじりの天才、トウマ。クールでイケメンだけど現状に満足していないゴッちゃん。そんなゴッちゃんに恋するも素直になれない子、アヤ。そして柔道一筋のサンダー(彼だけ説明短いw)。今回の主役はシオンとサトミなんだけど、この人達も様々な悩みを抱えていたんだけど、シオンの行動をきっかけに、悩みを解消していき、みんな明るくなっていった。特にアヤは物語の前半と後半で結構イメージ変わったと感じた。そして元々この5人は関わりが無く、サトミ自体も今まで友達がいなかったけどシオンのおかげでみんなが友達になっていき、サトミも笑顔が増えていった。ピュアでポンコツではあったけど、みんなを笑顔にする、という点では合格なんじゃないかなシオンは。シオンを含めてみんなでパーティーするシーンは微笑ましかった。

が、物語は唐突な展開に。シオンを作った会社がシオンのことを処分するために回収という騒ぎに。みんなはバラバラになり、悲しみに明け暮れる...ただ僕はこれで終わらないと思った。きっとみんなが再集結して、シオンを助けに行くと信じていた。だってこれで終わったら嫌だもんね。

そして予想通り助けに行くのだけれど、ここで衝撃の事実が。シオンは幼少期のサトミに逢っていたことが判明。幼少期のサトミが持っていたおもちゃに入っていたデータだったということは分かったけど、データが消されてもサトミを思うあまりネットワーク世界に逃げてずっとサトミを見守っていたなんて聞いた時はいや凄すぎだと思った。もう科学が進歩したってレベルじゃないなと。これはもう愛だよ。2人の愛こそがこのような奇跡を起こしたんだなと思う。そう思うと感動的だと感じた。無理かもしれないけど、現実でもこんなことがあったらロマンチックだな...

ラストは再びのシオン意思はネットワーク、というか空に移動して終了。別れ際にサトミがシオンに対して「またね」って言ったのはきっとまた再会できると信じていたからなのかなと思った。声だけとはいえ現にラストにまた再会できたし。また2人が巡り巡って再会して欲しいね。

AIという現実で今発達しているものをメインとしながらも、ファンタジー要素や人間関係を上手く盛り込ませたこの作品。完成度が高くて最後まで楽しめました!また見たくなたな。

 

ラストにシオンを描いてみました。歌う彼女の姿は美しかった。

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2/25 13:00 追記 主人公の名前を間違えるというとんでもないミスをしましたので一部修正致しました。ファンの皆様、申し訳ございませんでした。