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映画「クレヨンしんちゃん 2022」感想。

クレヨンしんちゃんの映画の30作品目「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」がついに公開されました!しかも今年はコロナ等の延期無しでの公開だったから嬉しかったね。延期無しっていつ以来だ?

今年は忍者がメインとなっている。昨年の特報を見た時「何故30周年で忍者...?」って不思議に思ったけど「しんちゃんの誕生の秘密が明かされる」と分かった時は「ああ、30周年らしいな」と感じた。

そしてようやく先日見てきました!さすが30周年記念作品...最高すぎました。

 

では細かい感想いきます。ここから先はネタバレ注意です。

 

 

 

屁祖隠ちよめという忍者の女性が珍蔵という子を連れてしんちゃんがちよめの子、つまり忍者の子だったと言われるという衝撃の展開からスタート。ただまあそんなこと急に言われても怪しすぎるわな。んでもって家族の一員としてちゃっかり野原家に居座るちよめ。今までの女性キャラの中でも、結構クセが強めかも。そしてその後しんちゃんとちよめが忍者の里に連れていかれたりしんちゃんが忍者として生活しなくてはならなくなるなど急展開に。

この作品は忍者がメインということもあり、忍法が多く使われている。忍者の里に連れていかれたしんちゃんももちろん忍法を使うのだが分シリの術やかーちゃんの術などふざけたい放題wこれぞしんちゃんだなーと謎の安心感があったwあとふざけているのはしんちゃんだけでなく敵キャラもそうだった。屁で攻撃したり、ベートーベン風の音楽を常に鳴らしたり...戦っているシーンなのに笑ってしまったw真面目にやれよとツッコみたくなるけど、真剣なバトルシーンでふざける点もクレしんらしくて好き。

あと大きな見どころとしてもう一つあった。それはしんちゃんと家族の絆。忍者の里に馴染んでいくしんちゃんでも、本当の家族がいない寂しさに明け暮れてしまう。特に枕元で涙を流しているシーンは辛そうだった。あとしんちゃんを助けに行く際にひろしとみさえがしんちゃんのことを想像しているシーンはとても良かった。しんちゃんは産まれてからいろんな思い出があったんだなと感じた。そしてみさえとひろしが改めてしんちゃんのことを大切に思っているんだということが伝わった。

そんな中ついにしんちゃんは家族のみんなと再会。転んで涙を見せながらも家族の元へ駆けていくしんちゃん。そのしんちゃんの所へ向かうみさえ達。そして無事に再会してみんなで喜び会う...このシーンはホントに感動した。またしんちゃんはみんなと再会した時は涙を見せずに強がっていたんだけど、これを見てしんちゃんは普段はふざけている素振りを見せているけど、ホントはみんなのことが大好きなんだなと改めて思った。家族っていいな。

あと家族といえば屁祖隠家も大変そうだった。掟があるからとはいえ里にずっといなくてはならないってのは結構辛い気がする。特に珍蔵なんてまだ5歳なのに。終盤で我慢が限界になり駄々をこねていたけどホントは幼稚園児らしくいろんなことしたかったんだろうな。何か可哀想だった。また冒頭で野原家が大変な目に遭った時、泣きながら野原家に謝っていたんだけど、責任感まで背負わされていて、改めて大変だと感じた。だからこそその時に「大丈夫だよ」と珍蔵の頭を撫でてあげる野原家、もう人として最高レベルでしょ。どんなに理不尽な状況になっても八つ当たりしないどころか慰めてくれる...ホント、理想の家族だよ。

そんなこんなで物語は終盤。地球の平和を救うため、これまで出番が少なかった防衛隊も活躍。ってか冒頭から思っていたんだけど、防衛隊の中で一人だけアクション仮面姿のマサオは何だったんだw他にも地球のおへその栓に直撃しそうになったりと、何となくマサオが目立っていた気がする。毎年美味しい所持っていきますねマサオは。おにぎりだけにw

最後は防衛隊がもののけの術でもののけを出したり、野原家が巨大なからくり人形を動かしたりして、無事におへその栓も塞がり、世界は平和に。里の掟も無くなり、珍蔵達も自由になれたのは良かったと思う。これからは珍蔵達は掟に縛られない普通の生活を送ってほしい。

 

と笑いあり感動あり家族愛ありと30周年にふさわしい映画でした。野原一家だけでなく終盤は防衛隊も活躍できていたのは良かった。

さて今年も来年の映画の予告が。どんなのかなーと思ってみたらまさかの3Dしんちゃんが登場!え?まさか来年のクレしん3Dか?ドラえもんではよくあることだけどクレしんは初だから楽しみよりも不安が多いかも...まあ今のスタッフなら面白くしてくれることを信じています!

ラストに忍者しんちゃん(と胡麻衛門)描きました!