「ブログ、始めました。」

よろしくどうぞ。

映画「ドラえもん 2023」感想。

今年公開のドラえもんの映画「のび太と空の理想郷(ユートピア)」を見てきました。

予告編を見たところ、とても面白そうに感じた今年の映画。そして実際に見てみたのですが...

いやもう本当に最高でした。わくわくもハラハラもしたし、感動シーンも多かった。ここ近年の、いや。歴代映画の中でも最高の出来と言っても過言じゃないんじゃない?

 

そんな最高の出来だった今年の映画の詳細の感想いきます。ここから先はネタバレ注意。

 

 

 

相変わらず何をやってもダメなのび太。そんなのび太ユートピアを探しにいつもの5人と一緒に空の旅へ。そこでいつもなら「タケコプター」を使うけど飛行船型のひみつ道具「タイムツェッペリン」を使うってのがいつもと違う展開で新鮮で良いね。ちなみにドラえもんが買ったのは安くて古いものだったらしいけど、それでも中は広くて豪華じゃないか。安物であのクオリティなら、高いともっと凄いのだろうか?何より、ホテルみたいな設備の中、空で一晩過ごすってのは何か楽しそう。

そんな中見つけたユートピアこと「パラダピア」。何でもここに住めばパーフェクトな人になれるとのこと。のび太もそれを羨ましがっていたけど、めちゃくちゃ同感した。僕自身何もできない人だから住むだけでパーフェクトになれるって凄すぎだと感じたね。おまけに争いが無く、どんなに出来が悪くても相手を責めることなく応援してくれるなんてとても優しい世界。のび太の言う通り、まさにここはユートピア

だからこそ悪者に狙われないか心配になった。「バリアが張ってある」とは言っていたけど、それは一時的に解除されるらしいからその間に襲撃されちゃうじゃん...って思った。その後実際に怪しい奴に侵入された時「ほらやっぱり」ってなったよwこれはパラダピアとそれを狙う悪者による戦いになるのか...

しかしそんな僕の予想を裏切る展開が。実は侵入したのはいい人で、パラダピア自体が悪いところだったというのだ。これは予想外すぎて驚いたし、新鮮で面白くも感じた。だけど、だけども悪いところだと分かった途端、パラダピアのやっていることのえげつなさに恐怖を感じる。みんなを洗脳して支配、それによって世界は平和に。この理論怖い...またこれによって今まで良いキャラに見えたソーニャや三賢人も急に悪人に見えていく。特に今まで優しかったソーニャがこうなった時は怖く、悲しくなる。

そんなパラダピアに洗脳されているみんなも何か怖かった。しずかちゃんはともかく、ジャイアンスネ夫が優しくなっていく。最初は良い世界だと思って見ていたけど、何かみんながみんならしくなくなり、特にジャイスネが笑顔で「のび太さん」と呼ぶシーンはもはや狂気でしか無かった。怖いシーンなのに、ちょっと笑ってしまったがw

その後のび太達とパラダピアの人達との闘いが始まる。こんな展開になるなんて誰が予想していたか...またこの後、怒涛の感動ラッシュだった。特に

・時空間で攻撃してくるソーニャにドラえもんが語りかけるシーン

・心を失ったのび太ドラえもんの話のシーン

・しずかちゃん達にのび太が説得し、その後元に戻るシーン

この時は思わず涙が出てしまった...映画で泣いたの久しぶり。特に下2つ。例え短所が多くてもそれを無くして完璧になるより、自分らしくいることが大切だと教えてくれた。これにはダメな所が多い自分にも勇気を貰えたこともあり涙。更にそれを聞いてしずかちゃん達が今までの記憶や個性を思い出して敵に立ち向かっていく。このような展開は今まで他の作品にもあった、いわゆるありがちな展開。だけども良いのよ...泣けるのよこれが...

その後はみんなでパラダピアの住人を守るために戦う。この後も急展開が多く、特に心を取り戻したソーニャが爆発に巻き込まれるのは切なすぎ...とにかくソーニャには悲しいシーンが多い印象だった。でもラストに心の一部が残っていたのは救い。いつかまた生まれ変わってのび太達に姿をあらわしてくれるといいな...

その他見どころ

・序盤、のび太のダメっぷりがとにかく顕著にあらわれていたねw勉強やスポーツはダメとは知っていたけどここまでとは。果ては三輪車を漕げれば操縦できるインスタントひこうきすら操縦できない。あれ、のび太どこかの回で三輪車型のひみつ道具使っていなかったか?とツッコんでしまったwでものび太には射撃もあやとりもあるし、何より優しさと純粋な心がある。正直今回はこれが無かったらドラ達は終わっていた。大事なのは能力じゃなくてこういう所だよね。

・今回はドラのびがメインになっている気がしたので、他の3人の活躍が微妙に感じた。まあこれは途中で洗脳されているから仕方ないか。ただその代わり3人の個性がしっかりとこの作品で改めて現れていたのは長年のファンとしては良かったし、先述したのび太がみんなの洗脳を解くシーンでみんなの個性、そして短所の中にある長所をのび太がみんなに伝えているのはのび太がしっかりみんなを見ていて、友達思いな面も見られた。また人には短所の中にも長所があるのだと分かり、何か改めて勇気を貰えた。そういえば今回も出木杉くんはちょこっとのみ出演で冒険に参加してもらえなかったのね...w「悪いな出木杉、この冒険は5人までなんだ」ってか?

・今回出たひみつ道具で印象に残ったのは手軽に空を飛べる「インスタントひこうき」もそうなのだが、個人的には「四次元ごみ袋」良いと思った。あんなに手軽にごみを出せるのは良い。あんなにたくさん入って、更にごみ袋代もかからなそうだから、一人暮らしの僕にはありがたい。何か、夢ないなぁw

・ゲストキャラもいろいろいたけど、マリンバが良かったね。最初は悪役かと思っていたら良い人だったっていうのもそうだけど、あんなクールなキャラだったのにドラえもん達の影響であんな可愛いらしい見た目になるとは。更に話し方も幼くなり、そのギャップが可愛らしく思えた。

 

とにかく予想を裏切る展開や伏線の多さ、感動シーンなど楽しめる所が多く、最高な作品でした。何だろう、自分に自信無いなと思う人はとにかく見て欲しい。勇気貰えるから。僕も貰えたから!

終盤に恒例の来年の予告があったけど、来年はみんなで音楽をやるのかな?何か楽しい雰囲気の作品になりそうで期待。

最後にドラえもん描きました。

f:id:sebunn:20230310142115j:image