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「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」感想。

大人から子供まで幅広い世代から人気を誇るゲーム、「スーパーマリオ」。前にも少し触れたけどスーパーマリオのゲームは小さい頃から大好き。

そんな大人気なマリオのアニメや映画が最近無かったのは意外。同じ任天堂ポケモンカービィはあるのに。かなり昔にアニメ映画や実写映画があったのは知っているけど何か一部では黒歴史扱いされていると聞く。しかも前者はDVD化されていないから容易に見られずで詳しくは知らないけども...

そういう経緯があるからか、もうマリオってアニメや映画とかのメディア化は無理かな...と思っていたら、今年映画が公開されるとの情報が!というわけでその映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を見てきました。長年のファンにとって楽しめるネタが多く、ストーリーも良かったです...

 

早速感想いきます。ここから先はネタバレ注意。

 

 

 

 

今回の物語はゲームと同じくキノコ王国から...かと思いきやごく普通の街からスタート。そしてマリオとルイージはそこに住むごく普通の配管工で、ある日土管に入るとキノコ王国に繋がり、そこで大冒険を繰り広げる...異世界転生系ラノベの冒頭かな?w現実世界のマリオ達はドジばかりで世の中が嫌になっているように見えたし。ヒーローと呼ばれているマリオ達も、結構辛い人生を送っていたのか。そんなマリオ達を見て、何か親近感が湧いてくる。

そんな彼らは異世界...もといキノコ王国へ。しかしルイージのみクッパの世界へ行ってしまい、更にクッパに捕まってしまうという不運に。逆にいつも捕らわれることで有名なピーチ姫は今回捕らえられず。その結果「マリオとピーチ姫(とキノピオ)がクッパを倒し、ルイージ達を助ける」という原作のスーパーマリオではあまり見られない状況に。意外な展開でわくわくもしたけど、これじゃあ「スーパーマリオブラザーズ」じゃないじゃんw

その後マリオはクッパに挑もうとするも、ピーチが出した課題に大苦戦。マリオはこの時点ではそんなにパワー無く、しかもめちゃくちゃビビりで調子に乗りやすいタイプだった。何とかピーチに認められた後もドンキーとの戦いなどでも苦戦を強いられることが多かった。しかしマリオはどんな困難も最後まで諦めずに立ち向かう。その姿はまさにヒーローだった。さっきまで普通の人とか言っていたけど、この時からマリオらしさが出ていたんだなと思った。何より弟のルイージへの思いが強かったところにグッときたね。結構原作や「スーパーマリオくん」では雑に扱うことが多かったのでw

そんなルイージを終盤でついに救出。結局彼は活躍なしか...と思いきや終盤で勇気をふりしぼり、ラストはマリオと共にクッパに倒した!いや凄いぞルイージ。これまではビビりでイジられキャラ、という不憫なところが多かった彼だが、最後の最後で大活躍。とてもカッコ良かったし、マリオとルイージの2人、いわゆるマリオブラザーズの活躍がようやく見られて大満足。

最後はマリオブラザーズは街のヒーローになるというハッピーエンドで幕を閉じたのでした。

他気になった所。

・マリオ達の配管工の仕事シーンを見られたのは貴重だった。マリオ達は配管工だとは知っていたけど、実際に仕事するシーンは今まで見られなかったし。まあ仕事はダメダメだったがwあと家族が出てきたのは衝撃。だって今までマリオの家族って触れられていなかったから。また家族との光景を見ていて、改めてマリオは本当は普通の人間だったんだなと感じた。

・今作のピーチ姫、強すぎないか?wクッパの野望を打ち砕くために指揮を取る、派手なアクションシーンは豊富、挙句の果てには変身してクッパに立ち向かうと来たもんだ。姫、たくましすぎるでしょwこの世界のピーチはさらわれる心配は無さそうだ。

・原作の要素が結構多いのはファンとしては嬉しい。まず先述したピーチからの課題ではマリオ特有のしかけがたくさん。ちくわブロックというマニアック(?)なものまで出すとは...その後も敵の種類や変身の豊富さやという原作スーパーマリオのネタをめちゃくちゃ拾ってくる。更にマリオカートまで始めてしまうなんて...しかもBGMや効果音まで原作ゲームを再現しているところもあった。いやどんだけファンサービスあるの...最高。

・他にも原作キャラは多数出たけど原作とは一味違う、癖のある個性があって面白かった。キノピオやドンキーも印象に残っているけど、一番はやはりチコっぽい子。あんな可愛いのに言っていることが怖すぎて引いてしまった。あとブラッキーというレア中のレアキャラまで出してくるとは(名前は変えられていたけど)。マニア心をくすぐってきますなぁ。まあこんなレアキャラを出したのに、マリオファミリーで有名なワリオ&ワルイージコンビやデイジー姫を出さなかったのは何でだろう。

マリオ要素をふんだんに組み込んだうえ、キャラそれぞれのオリジナルのアレンジも上手く出来ていたこの作品。原作ファンにとっては新鮮な感じで見られて最高でした。またこれを見ていて「どんな人でも、勇気があればヒーローになれる。」そんな夢と希望が持てたね。これは高評価なのも頷ける。

今回映画が公開されて、今後マリオはどんなメディア展開を見せるのだろうか。テレビアニメ化とかもあったりして。とにかく今後に期待。

 

マリオ描いてみました。

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