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映画「ゆるキャン△」感想。

3回のアニメ化の後、ついに映画デビューとなった「ゆるキャン△」。その映画を見てきました!

女子高生がキャンプを楽しむこの作品。キャンプ要素だけでなく、多彩なギャグやそれぞれのキャラの成長も見られて好きな作品だった。キャンプ自体は相変わらずあまりしていない僕だけどwでもそんなほぼ未経験の僕でも楽しめる。それが「ゆるキャン△」です。

 

(↓過去に書いた「へやキャン」と「SEASON2」の感想記事です。是非↓)

 

「へや△キャン」感想。 - 「ブログ、始めました。」 

「ゆるキャン SEASON2」感想。 - 「ブログ、始めました。」 

 

では早速映画の感想いきます!ここから先はネタバレ注意。

 

 

今作は高校卒業後し、就職したリンとなでしこ達の物語...って、え?!いきなり未来の話?!展開が急すぎでしょ!映画化されたとは聞いたけど、映画の概要をそこまで深く知らないまま見たため、いきなりここで驚かされた。それにしても急だったね。せめて卒業式の様子とか見たかったな。

社会人になったリン。朝早起き、満員電車、作った企画が不採用...見事に社会の荒波にもまれて大変そうだった。分かる、分かるよその大変さ。僕も社会人だもん。学生の時とは環境が全く違うものね。ただそれでもキャンプに対する心は今まで通りあったので安心した。社会にもまれ、キャンプに無関心になっていたらどうしようかと思ったけど良かった。

他のメンバーも個性を残しつつも、いろんな職に就いていた。キャンプが好きになったなでしこがキャンプ用品店の店員、ちくわという犬を愛している恵那がトリミングサロンの店員と、まさに適任だと感じるものが多かったね。まあイヌ子が小学校教員ってのは意外と思ったけど。子供好きな一面、今までであったっけ?あと千明は山梨の観光推進機構とこれまた凄い仕事に就いていた。これも何となく意外と感じた(少しら失礼w)。あと千明はノリが良かったりお酒を飲むとやたら絡んできたりと、「ああ、こういう社会人よくいるよねー」的な社会人になっていた。例えが雑ですみませんwまあ、身近にこういう人がいるなら分かるかも。

そんな千明とリンが話しているうちに、閉鎖された土地をキャンプ場にするという規模の大きな話に発展。いつもの5人が協力してキャンプ場を作り始める。大人になった5人だけど、リンだけじゃなくキャンプが好きだという気持ちはみんな変わっていなかったのね。良かった。またみんなが未来でも仲が良かったのも安心した。それぞれの得意分野や個性だけでなく大人になったことで高校生の時には持っていなかったスキルも生かせていたので、彼女達の成長ぶりも見えた気がする。

社会人になってもこういった自分の好きなことが出来るって良いよね。正直言って僕は社会人になったら仕事一筋で生きなきゃいけないと感じていた。でも彼女達を見て、仕事だけでなく、こういうことにも使える時間があるんだなと改めて思えて、何か希望を持てました。ただ彼女達はそれだけでなく、「使われていない土地を再利用する」という社会に役に立つことまで成し遂げようとしている。いやどれだけ凄いんだよ。野クルがまさかここまで大きくなるとは。高校時代では考えられなかったね。

キャンプ要素ももちろんありました。大人になっても5人で楽しくキャンプ。いや大人、つまり社会人になったからこそお金も増え、用具も高校時代よりも豪華に。こういう時、社会人で良かったと感じるよね。仕事は大変だけどwキャンプ飯は相変わらず美味しそうでした。サーモンを使った鍋、食べてみたい。

そして彼女達はいろんな住民との協力を得て作られたキャンプ場...がしかし諸事情で計画が止まってしまう事態に。せっかくここまでやったのにそれが突然こうなっちゃうなんて...現実の厳しさを思い知りましたね。みんなの残念そうな顔はとても切なかった。

一旦計画を諦めかけた彼女達。それでも復活へ向け動き出す。「キャンプを楽しんでもらいたい」という彼女達の心の強さが見られたね。また計画の復活方法も感情まかせに説得するという他のいろんな作品でありがちなことをするのではなく、事前に現状と問題点を把握し、双方が納得するような計画を立てるという大人のやり方で対応していた。これを見て、改めて成長を感じて感慨深くなった。

彼女達の力もあってか、計画は再開。元々あった土地の良さを生かしつつも着実に進めてき、ついにキャンプ場が完成!いやホントに良かった...道中トラブルもいくつかあったけど、何とか対応し、みんなが楽しめるキャンプ場に。

ここまで来れたのは5人が頑張ったからだけども、それだけでなく5人の周りにいる家族、仕事の上司などの様々な人達の協力があってこそ。中には厳しい人もいるけど、一生懸命頑張れば協力してくれる人もいるんだと、社会は厳しいだけじゃないと思えた。

そしてその協力してくれた家族や友人達がキャンプで楽しんでいる姿も中々良かった。みんなキャンプ好きなんだな、と思えて。そういえばみんな個性が昔のままな部分もあったので少しホッとしましたwあとリンのおじいちゃんが中々出てこないからまさか...と思ってしまったけど、終盤に登場し、健在だったので一安心。あとちくわも人間でいえばもう老人だけど元気そうで何よりだった。

そんなキャンプ要素だけでなく様々な視点で楽しめる良き作品だった。どの世代が見ても楽しめる気がするけど、今作は社会人の視点から見るといろいろと刺さるものがあった。でもさっきも言ったけど社会人になっても趣味を楽しむことや誰かの役に立てることなど、いろんなことに時間を使うことだってできるんだなと感じた。僕もそういった仕事以外の何かをしてみたくなった。これを機にまたキャンプやってみようかな?でもソロでやる自身は無いですwってか用具も無いよw

というか続編やるとしたらどうなるんだろう。まだ原作は続いているから、今作は番外編みたいな扱いにして、3期は再び高校生版でやるのかな。大人になった彼女達も良いけど、まだまだ高校生時代のキャンプする姿も見たいので、3期があったらそういう路線でいって欲しい。

ともあれ劇場版も面白かったです!

 

最後に千明描きました。今回彼女はある意味主役級だったんじゃないか?