アニメ｢私の百合はお仕事です!｣。前回感想を書いたは良いが、1つにまとまらずに急遽2部編成にしました。
6話でいわゆる第1章的な物語が終わり、7話から2章的なものがスタート。前回並みに、いや前回以上に濃厚で見ごたえたっぷりでした...
こちらは前編の記事です。是非読んでいただければ。
greenandemerald.hatenablog.com
では7話以降の感想いきましょう。ここから先はネタバレ注意です。
陽芽と美月が仲直りし、今まで以上に仲良くなった2人。しかしこの2人に対し、陽芽の友達・果乃子ちゃんが複雑な思いを抱くように。何この三角関係。昼ドラかな?wそしてそれを気に掛ける純加さん。
そんな果乃子ちゃんの嫉妬のような思いはますます大きくなり、セリフや行動がどんどんおかしくなっていく。怖いセリフを何度も言うようになるし、果てはリーベ選挙で純加さんを1位にし、シュヴェスター自体を廃止させようというとんでもない発想に。陽芽を思う気持ちは分かるが、カフェのコンセプトを壊すのはダメでしょ。ってかそういうことを普通に考えるのはヤバい。感想前編で｢1話時点では純粋そうだった｣と言っていたが、これを見て逆に｢この作品の中で一番ヤバい子｣だと感じてしまった。そして改めて愛の怖さを感じました。
もちろん純加さんはそれを制止する。その姿から、彼女がお店や従業員を大事に思っているんだなと改めて感じた。従業員一人一人を常に気にしており、何かあると感じたら相談に乗ってくれる。厳しいところもあるけれどそれもみんなのため。寧々さんからはおせっかいと言われるけども、僕はそうは思わなかった。初期はガチの不良っぽくて怖い人だというイメージがあったけど、今は一転、優しくてめちゃくちゃ頼りになる良い人なんだと感じた。
純加さんは果乃子ちゃんの暴走を止めるべくリーベの過去を話しつつ止めるも、聞く耳持たず。陽芽からも変だと言われ、涙を流してしまう。今まで果乃子ちゃんに対しヤバいヤバいと思っていたけどこの光景を見てしまうとさすがに可哀想になってくる...彼女のしていることはやりすぎだし、やってはいけないことをしている。だけど、だけど...果乃子への愛は嘘ではない。少々人見知りで不器用、そして重い愛を持ってはいるけど、陽芽のことを大切に思っている、やっぱり優しい子だと感じていくように。そんな果乃子ちゃんは何とか救われて欲しい。そう思った。
陽芽への愛が強い果乃子ちゃんとそんな彼女を心配する純加さん。この2人は最終的に...シュヴェスターになる。これは意外だった(でもまあオープニング見ていたら何となくそうなるのかもとは思っていたけどもw)。とはいえ姉妹になる少し前、果乃子ちゃんを抱きしめる純加さんを見ていて、この2人も陽芽&美月並の愛が芽生えているようにも感じ、シュヴェスターにはふさわしいのかな、と。そして何より純加さん、カッコいい。でも姉妹になったからといって果乃子ちゃんの陽芽への思いは変わらず。果たしてこのままを貫くのか。それとも純加さん側に落ちてしまうのか...何かますます人間関係が複雑になった気がするw新たな修羅場に発展しなければ良いが。
他思ったこと。
・6話まで主役的な扱いだった美月は最終回を除き出番は控えめ。とはいえ、陽芽との仲は健在。そして厳しさも健在wとはいえ仲直り前と比べると若干マイルドになった気がするけど。時折ツンデレっぽく見えて、今までとのギャップがあって可愛い。
・難しい単語や設定が今回も出てくる。｢ブルーメ選挙｣という聞いたことの無い単語が出てくるも、｢早い話が1位になると決まりが作れる選挙なんだな｣とすぐに理解できるようになった。この作品の設定が少しずつ分かるようになってきたな。そして設定が分かってから見返すと、より一層面白くなるとも思えた。
・五影堂って人がとにかく謎多き人物だった...店を散々恋愛でかき回し、終いには仕事中にキスまでして、最後は自分の都合で店を去る。いやヤバいわこの人。果乃子ちゃんとは違うヤバさが出てきたよ。せめて仕事終わってからしろ...いやそういう問題じゃないよねwそんな彼女、ひょっとしたらこの後出てきて再びにリーベ波乱を起こすのかも...!なんて期待していたけど結局出ず。一体彼女は何者だったんだ...ますます謎が深まっていく。
全12話。感想を2部構成にするくらい濃密な百合でした。百合っていろいろあるんだな...勉強になりました。ちなみに最終回は今までと比べて平和に終わりました。最後くらいはこんな感じでも良いよね。
それにしてもこの作品、これからどんな展開を待ち受けるのだろう。今までのように、いや今まで以上にギスギスしてしまうのだろうか。これ以上のギスギスは見たい気持ちもあり、もう勘弁してくれという気持ちもあり...複雑ですw
ともあれ見応えある作品をありがとうございました!!
最後に果乃子ちゃんを描いてみました。ヤバさがマシマシになってしまったw
