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映画「クレヨンしんちゃん 2023」感想。

毎年のお楽しみ、クレヨンしんちゃんの映画を見てきました!

今年のタイトルは「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦! とべとべ手巻き寿司」。何かタイトルのテイストがいつもと違って新鮮だが、最後の「とべとべ手巻き寿司」がしんちゃんらしさがあって謎に安心(笑)

そして今年の映画は何と初の3DCG。これを聞いた時「まじか...しんちゃんでもそれやるのか」「本編ずっと見てきたから3Dだと違和感ありそう」「これ大丈夫か?内容とか興行収入面とか」と様々な不安がよぎる。

それでもクレしんなら面白いものが出来る!と信じて見てきました。

そしてその感想ですが、一言で言うと「悪くない、いや良いかも」です。3Dのデザインも意外と良く、内容もクレしんらしい笑いと感動が詰まっていて楽しめました。

 

具体的な感想いきます。ここから先はネタバレ注意。

 

 

 

冒頭でいきなりしんちゃんとみさえの追いかけっこがスタート。それが3DCGになると立体感や迫力があっていいね。ってか3Dであるかどうか関係なしに、ここまで躍動感のあるギャグは久しぶりに見た感じがした。最近のテレビシリーズもギャグや動きがキレッキレなのだが、このレベルまで来るのはまるで初期のしんちゃんを見ているかのように思えた。あとみさえの新型グリグリは面白そうw

んで肝心の3Dのしんちゃんだが、結構しっくりくるかも。しんちゃんの肌のモチモチっぷりも良き。さすが7年間試行錯誤しただけあるね。

そんなしんちゃんが、急に超能力を持ち世界を救うという展開に。どんな風になるのかと思ったが、やっていることは普段のしんちゃんで安心しましたwその後も悪役と戦うというストーリーながらも、予言書に方言が入っていたりと何故か手巻き寿司で戦ったりとツッコミどころ満載でいつものクレしん風のギャグ多めで良かった。個人的に深キョンの曲が唐突に入ってきたのが意味不明すぎてもう笑ったwあとみさキョンって何やねんw

映画クレしんでの悪役は同情出来るキャラが多いのだが、今回の悪役・非理谷充は歴代悪役の中でもトップクラスと言って良いほどの可哀想っぷりだった。現代での落ちっぷりや不幸っぷりは見ていて辛い。そんな彼に「世の中真っ暗」と言われると同情しちゃうかも。たまにこういう現実を突き付けてくるのもクレしんらしさ。

そして彼は幼少時代でも辛い思いをしており、どこまで可哀想なんだと思えた。物語終盤でしんちゃんがいろいろあって幼少期の充と会うシーンがあるのだが、暗い思いをする彼にしんちゃんが接してあげる姿には感動。一人でいる彼のそばにいたり、玉入れを応援したり、いじめっこをやっつけたりとしんちゃんのいろんな姿を見られた。しんちゃんって普段はおバカで変わった言動が多いけれど、どんな人が相手でも常に明るく接してあげて、困った時は一生懸命助けてあげる。しんちゃんはとても仲間思いで優しい子なんだと改めて実感が持てた。またそれを見ていて充はもし昔にしんちゃんに会っていて、一緒に過ごしていたら人生が変わったかもしれない。そう思えてくる。ってかしんちゃんと友達になったら面白い人生過ごせそう。友達になりたいな。

とにかく充はしんちゃんを通して最後に改心出来たっぽいので、これからは幸せな人生を歩んで欲しい。そしてしんちゃんはこれからもしんちゃんらしくいて欲しい。そう思いました。

その他思ったこと。

・今年は野原一家以外のメインキャラの出番が控えめだった気がする。防衛隊やよしなが先生とかは若干出番はあったけど目立った活躍はというと...強いて言うならよしなが先生のケツだけ星人というレア度が高いものは見られたがwまあ今回は野原一家がメインということもあったから仕方ないのかもしれないけど、そうであるならシロの出番ももう少し増やしてやってくれよ...シロも家族でしょ。

・個人的にはもっといろんなキャラの3DCG化も見てみたかったね。あいちゃんや北本さん、ななこお姉さんはどんな風になるか気になった。キャラの出る出ないが多い中、川口は普通に出てくるのは意外wそして出番もまあまあある。まあ彼はひろしの部下だからということもあるかもしれないが、最近公式が川口を推しているような気も...気のせいかw

・エンディング映像は、原作イラストを使用するというもの。原作しんちゃんを動かしたり、漫画風にキャストを紹介するのは斬新なアイディアで面白いと感じた。ただ今回は毎年恒例のオープニングねんどアニメが無く、物足りなさもあったり。

 

といろいろありましたが楽しかったです。何か今年は今までの映画シリーズの中でも「番外編」のような感じがした。3DCGのしんちゃんも何十年かに一回ならありかもね。

そして次回作。僕は今年の映画公開にあたって一番気にしていたことがある。「今年は3DCGという大掛かりなことをしたから、来年は映画やらないのでは?」と。さすがに1年空きはキツいからそれはやめてほしいと心から願っていた...が来年の映画の予告もあり、一安心。そして来年は久々に2Dしんちゃんとのこと。恐竜が出ていたけど、どんな感じになるんだろう。オラ夏っぽくなるのか?「のび太の恐竜」みたいに「しんのすけの恐竜」とかいうタイトルになったりしてw

最後にしんちゃん描いてみる。本当は3D映画だから3Dタッチで描いてみたかったんですよ...でも技術的問題で...w

 

あ、そういえばなのですがブログ開始当初からやっていた感想執筆ですが、今回のしんちゃん映画感想をもって何と100作品となりました!ここまで続けられたのも見て下さった皆様のおかげです。ありがとうございます。また後日記念記事を書こうかと。