ゾロリシリーズが始まってもう35周年。
そんなにやっていたのか...僕がゾロリと出会ったのは約20年前。図書館で初めて見かけてギャグやら下ネタ、個性的なキャラなどが面白くてハマった。それからアニメを見たり漫画版が載っている雑誌｢ブンブン｣を買ったりと小学生時代はゾロリを満喫した。
それから数年経った今でもゾロリに触れることが多く、6年前には映画を見に行ったり、最近では復活したテレビシリーズなどを見たりしている。何か、大人になってから見ると違う視点で楽しめるんだよね。
そして去年、｢かいけつゾロリ｣の35周年記念映画、｢ラララ♪ スターたんじょう｣が公開された。ストーリーを見て面白そうだったので昨日早速見てきました。何だろう、ゾロリらしさ全開だったし、記念映画だけにいろいろと豪華だったし、とにかく楽しめました。
早速感想いきます。2023年の感想執筆、開幕。ここから先はネタバレ注意。
ゾロリがある日突然出会った女の子、ピポポがイシシとノシシとユニットを組んでオーディションに出るという物語。
困っているピポポを助けようとするなんてゾロリカッコいい...と思いきやその理由が金儲けやお姉さんにモテモテになるなど下心満載で笑ったwでもこういうちゃっかりしていると所がゾロリらしさ全開で好きだな。そうだよ、ゾロリといえばゾロリ城とおよめさんは定番だからね。いつも失敗する所も定番だけどw
そしてこちらも定番のイシシ･ノシシ兄弟。冒頭でこの作品のお約束ともいえるおならをめちゃくちゃ連発。この時あんなに出したらアレも出そうな気が...という野暮なことを思わず考えてしまいましたwまあめちゃくちゃ出るのはいつものことか。そんなイシノシ兄弟はその後即興で歌を作るという今までみたことない特技を披露。正直この2人はドジなイメージが大きかったからこんな才能があったことは正直驚いた。(でもノシシには絵の才能があったか)いつもの2人じゃない、と思った矢先ドジっぷりも健在だったので安心した。
その後大きな声が出せないというピポポのためにゾロリが妖怪達の力を借りて特訓することに。でもその特訓がスパルタレベル厳しすぎだなと感じたw最後まで耐えたピポポを誉めたくなった。そしてみんなで団結して努力していくストーリーは良かった。
ただオーディションまで残り1日の時に｢新曲を作れ｣と言ったゾロリはさすがに厳しいなと感じたし、ピポポが反発して気持ちも同情した。だけどゾロリが｢ピポポなら出来る｣と思って言ったことだと分かった時はゾロリがホントにカッコよく思えた。本来の目的関係なくピポポのためを思って頑張るゾロリの姿は最高。何だかんだで他人の気持ちを思う所。ゾロリの良い所なんだよね...
最後にトラブルが起きるも妖怪やピートが団結してピポポを助けるシーンも良かった。これでオーディションも無事迎えられ、ハッピーエンド...かと思いきやまさかのめちゃくちゃになるオチは予想外すぎて笑ってしまったwここまで来たのに何でこうなるんだよ、と思ったけどこれで大成功しちゃったらゾロリがホントに大金持ちになっちゃって旅をやめちゃうかもしれなかったからある意味このオチで良かったのかもしれない。まあゾロリはめちゃくちゃかわいそうだったがw
ただその後ピポポはちゃんとスターになれたのは良かった。だって彼女の努力が報われないのはかわいそうだったので。そしてゾロリは再び旅に出たのでした...
その他この映画で気になったところ。
・オープニングであの｢ハッスル｣のリメイク版が流れた時はめちゃくちゃ興奮した。だってあの曲は僕が小学生の時に聞いていた、まさに世代にドンピシャであり、ゾロリ曲の中で一番好きだったんだよね。ただこの曲はアニメ第1シリーズ以降全然流れなかったので、もう聞くことは無いかな...って思っていたから。当時を思い出して熱くなった。
・歌がメインというだけあって所々でキャラが歌うシーンがあったけど、そのキャラの個性が出ていて良かった。時にピポポが最後に歌っていた歌は今までのピポポ自身の物語を振り返るかのようだったので、胸に来たね。
・妖怪といえばゾロリシリーズお馴染みのキャラも何人かいたけど、その中で見たことの無い女の子キャラ2人が結構印象に残った。だってゾロリではあまり見かけない萌え要素がある可愛い子だったので。しかもこの2人、今回出番があったのでますます印象に残った。レギュラー化しないかな、なんてw
・ゾロリお馴染みのキャラが総出演したのは長年のファンにとってはたまらない演出だった。モーモー娘なんてもう何年振りだよ...他にもアーサー、エルゼなどの原作お馴染みのキャラやピートやミラという最近のシリーズのアニオリキャラはもちろんなんだけど、ネリーの姉なんてもう数十年前のシリーズのアニオリキャラという、もう覚えている人いるかなレベルのキャラを出してもらえるとは。改めて35周年にふさわしい作品だと感じた。
と、久しぶりのゾロリの映画を堪能しました。笑いや感動だけでなく、長年のファンだからこそ楽しめる小ネタも満載で満足でした。
ゾロリは原作もまだまだ続いているし、もしかしたらアニメも今後続編あるかもしれない。とにかくこれからも続いていくであろうゾロリワールドに、僕もこれからもお供させていただきたいと思います。
