劇場版｢シティーハンター　天使の涙｣感想。

劇場版｢シティーハンター　天使の涙(エンジェルダスト)｣見てきました。

主題歌が好きだからという理由で4年前に前作を見た僕。でもギャグありシリアスありもっこりあり(笑)で面白く、気が付けばのめり込んでいた。

そんなシティーハンターの4年振りの新作映画。何でも最終章突入だとか。今回はもちろん主題歌だけでなく作品自体も楽しみに見に行きました。そして今回も面白かったです。

詳しい感想行きましょう。ここから先はネタバレ注意。

冴羽獠と槇村香に謎の女性・アンジーから依頼が来るところから物語が始まる。

冴羽獠といえばギャグモードとクールモードでキャラが結構変わるイメージが大きく、今回もそれが健在だった。

まずギャグ面。相変わらず獠は美女好きだけど、その好きのレベルがヤバすぎるw特に今回はアンジーに対して凄かったね。お馴染みもっこりはいつものこと、体触るわ風呂覗こうとするわで一歩間違えればあなたが犯罪者になるレベルだよwしかも何回香にお仕置きされても懲りずに立ち向かう姿。カッコいい...のかな?w

もっこりといえばアンジーが｢もっこりって何ですか?｣というついに禁断(?)の質問をwまあようするにそういうこと...だよね。詳しくは言わないがw

ただそんな彼もシリアスな時には一転クールになる。物事を冷静に考えるようになり、美女でもスケベ心を捨ててクールに接していく。今までと違いとても頼りになる男性に見えるように。またその時のバトルシーンはどんな攻撃にも避けたり耐えたりしながら自身の体を使い、時には銃を使って倒していく。めちゃくちゃ強くてカッコ良かった。普通の女性なら惚れる。

普段はだらしないけどいざという時には頼りになる獠。ギャグの時とのギャップの大きさも彼の魅力であり、それもこの作品の面白さの一つ。

そんな獠に連れそう相方・香。獠がもっこりしている時は彼女しか止める人がいない。今回もハンマーでのお仕置きは健在でした。｢2023年」とか｢続編希望｣とかハンマーにいろいろ書いてある小ネタも凝っていて面白いwあと獠が風呂場に向かう時にあるあの仕掛けの量は尋常じゃないだろw獠以外だったら死んでんぞ。アンジーも言っていたけど、ホントは獠よりも強いのでは?

ツッコミのイメージがある香だか、彼女自身も懸賞金に目が眩んだり、スイーツに夢中になりすぎたりとボケ側に転じることも。でもそれも良い。あと獠がバトルモードになると全力でサポートしていく。まさに獠と香は息の合ったパートナーだと感じたね。

そんな感じで依頼人のアンジーと仲良くしていくものの、彼女は実は獠を抹殺しようとしていた。まあ当初から何となく怪しさを感じていたけど、まさか敵になるとは。今までいろいろありながらも仲良くしていただけに、この展開は辛いものがある。

獠とアンジーで戦いあうのだが、戦いを必死に止めようとする香を見ていて切なくなる。更に終盤アンジーが海原神にエンジェルダストを体に撃たれる。更に強くなったけど自我が無くなって暴走する姿は見ていて辛かった。何かもう、あの時の彼女は戻ってこないような気がして。からの日常シーンの回想はホントキツい。

最後は香も泣きながら｢楽にさせてあげて...｣と言うほどに。そしてアンジーにとどめを刺す獠。その時は獠は無表情だったけど、内心は辛かったんだろうね...何とも言えない。どうにかして助かる方法無かったのかなと思えてしまう、やるせない結末になってしまった。

その他気になった点。

・キャッツアイが今回も登場。しかも前作と違って最初から最後まで物語に関わっていた。もう彼女達もシティーハンターのキャラってことで良いんじゃないかとも。キャッツアイといえば冒頭の偽キャッツアイは何だw獠はともかく、海坊主もこんなことやるのか...w

・今回はキャッツアイ以外にも結構コラボが多かったね。まさかルパン三世が出てくるとは。でも物語に一切関わらなかったから、｢何だったんだ?｣と感じた。コラボする意味あったのだろうか...そして唐突のガンダムには驚いたwこっちはサンライズ繋がりかな?あと見間違いだったら申し訳ないのだが、タマっぽいのもいたような。

・敵のピラルクー・エスパーダコンビも良いキャラしていたね。残虐なキャラかと当初は思っていたけど、怪我したエスパーダをピラルクーが手当てしてあげたり、狭い車内でカップ麺を食べていたりと人間臭さもあって敵なのに憎めないキャラ。それだけに死んでしまったのが惜しい...そういえばピラルクーは関智一さん、エスパーダは木村昴さんとまさかのスネ夫とジャイアンなのは笑ったwエスパーダの方は若干ジャイアンっぽい声あったけど、ピラルクーはスネ夫とは全然違う声。こんな180度違うキャラの声出せるって、声優さんってホントに凄い。